アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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彩乃ちゃんのお告げ
彩乃ちゃんのお告げ
彩乃ちゃんのお告げ
橋本 紡

友人のムスメが彩乃ちゃん。
それでってわけではないが、なんとなく手が伸びた本。
いきなり彩乃ちゃんが紹介されている。
ここでまずカルト集団の話なのかと思ってひいてしまいかけたが、大丈夫。

ある宗教団体の教祖サマが亡くなると跡継ぎ問題が発生する。
この跡継ぎというのが彩乃ちゃん。
なので彼女は教祖ではなく教主になるのだそうだ。
こういうのさえ知らないアタシだが、普通に読めたのでヨカッタ。
その彩乃ちゃんは小学校5年生。
その年齢ゆえに、跡継ぎ問題のお家騒動から遠ざけるため、見知らぬ人んちで暮らすことを余儀なくされる彩乃ちゃん。
彼女が3軒の家で暮らした様子が、彩乃ちゃんの視線ではなくその家の人の視線でそれぞれ書かれている。

どのお話でも、根本にあるのは教主サマという仰々しい任務とは裏腹に、あくまで普通の女の子である彩乃ちゃん。
そして彼女が、生まれてからずっとその宗教団体の中にあって、ものすごく礼儀正しくお行儀よく育っているということ。
この育ちのよさっていうベースが、アタシはたまらなく好き。
特殊な能力(死んだ人が見えたり、人の考えていることが見えたり)を持つ彩乃ちゃんは、その周りの幸せを願っている。
その人が幸せになるように、ほんのちょっとだけ手を貸す。
「お告げ」って仰々しいもんじゃなくて、軽い会話の中で。
どれもあったかい気持ちになるようなお話。
あぁ。アタシも今まさに彩乃ちゃんのお告げがほしいわ。

夜散歩
これが一番好きかな。
綾乃ちゃんが連れてこられたのは、若い女性の一人暮らしの家。
彼女の家で彩乃ちゃんは、少しずつ行儀の悪いこととかをやってみることになる。
たとえばトマトを手で食べること。たとえば座らずに牛乳を飲むこと。たとえば夜の散歩。
夜の散歩ってちょっと日常から離れた感じがしたりして、なんか好き。

石階段
こっちは高校生男子と彩乃ちゃんとのかかわり。
受験を前にした夏休み、なぜかNPOの石階段復旧活動にのめりこむ男の子。
彼がもっているいろんなモヤモヤした悩みとか、そういうの。
人生の先行きが見えない感じ。そういうもんだとして前を向く気持ちになるっていいもんだ。

夏花火
今度はなんと同級生の女の子のいる家に住むことになった彩乃ちゃん。
彩乃ちゃんのことをなんとなく疎ましく思っている同級生の彼女。
小学校高学年。
自分と周りとの距離が分かっているような分からないような。
いろんなものの輪郭があやふやな感じと、それに対するイライラとか。
そういう年代なんだろうな。

単行本: 195ページ
出版社: 講談社 (2007/11/3)
ISBN-10: 4062143283
ISBN-13: 978-4062143288
発売日: 2007/11/3

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