アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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映画篇
映画篇
映画篇
金城 一紀

すごくたくさんの映画が出てくる。
5つのお話が収録されていて、それらが少しずつつながっている。
全体的にとっても好き。
人と人との距離感とか、あと文章の感じも。

「太陽がいっぱい」
金城さんらしいという感じの一遍かな。
とっても好きなお話だ。
同じ民族学校に通っていた男子生徒。
小学生のころに彼らが仲良くなってからの、楽しい少年時代。
そしてそれぞれ違う進路を歩み、そしてオトナになって……。

「ドラゴン怒りの鉄拳」
夫が自殺して以来、家から出ることなくすごしていた女性。
夫が借りたままになっていたDVDを返すために一歩外へ出る。
全ての出来事から逃げていた彼女が、そのレンタルショップに行くために毎日出かけるようになる。
そしてその後、ソレまで逃げていたいろんなものと闘うことをはじめる。
やるせないハナシだけど、前向きな感じがたまらなくイイ。

「恋のためらい/フランキーとジョニー」
弁護士の父から三千万円を奪い、家出を思いつく女子高生。
その彼女の計画に乗っかった同級生の男子。
ちょっとドキドキする強盗劇。
この子達はこの後どうするのだろう?
「卒業」を観たあとに思ったのと同じようなキモチになっちゃった。

「ペイルライダー」
心優しきおばちゃんライダー。
彼女に救われた小学生の男の子は、その後ちょっと強くなって生きていくんだろう。
最後は衝撃的な仕返しのシーンだけど、カッコいいとさえ思ってしまう。
悪いことといいこと、難しいけどそれをしっかり行動で示せる、このおばちゃんみたいになりたいな。

「愛の泉」
これ、ちょっと泣いちゃったな。
イトコ同士が集まって、大好きなおばあちゃんのために映画上映会を計画するってハナシ。
これまでの4話に出てきた、「ローマの休日上映会」はこの篇のこと。
なので4つのハナシに出てきた人たちが、この篇ではエキストラで登場するのだ。
ちょっとニヤリとしてしまうよね。こういうのって。
かなりベタな感じなんだけど、すごく心があったかくなるような。
いや〜。映画ってイイですね〜。って言ってたおじいちゃんがいたな。

出版社 / 著者からの内容紹
物語の力が弾ける傑作!!
笑いと感動で胸が温かくなる傑作ぞろいの作品集。『ローマの休日』『太陽がいっぱい』など不朽の名作をモチーフに、映画がきっかけで出会った人々の友情や愛を描く。

単行本
出版社: 集英社 (2007/07)
ISBN-10: 4087753808
ISBN-13: 978-4087753806


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「映画篇」 金城 一紀
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映画篇 金城一紀
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