アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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GOTH―リストカット事件
GOTH―リストカット事件
GOTH―リストカット事件
乙一

6つの短編からなる本だけど、それぞれの短編には同じ高校生男女が出てくる。
女子は森野夜という黒髪の美女。そのビジュアルが浮かぶような。ただ影はとっても薄い。
それに引き換え男子のイメージが今ひとつピンとこないなぁと思ってたんだけど、最後にそうかぁって。

どの短編も、いわゆる猟奇的な殺人なんかに興味を持って仕方がないという高校生が主人公だが、その異常性とともに、なんかそういうのって「ナシ」ではないよなぁって思わせる何かもある。
彼らはちょっと変わった犯罪に興味を持って自ら調べたり、近づいたりする。
ただしそのことを警察に通報したりは絶対にしない。
彼らの言動は、もちろんとっても怖かったり、ぞっとしたりするんだけど、それだけじゃない。
この本は、ものすごく「死」を意識した生き方なのかとも思ったけど、意外に「生」という色の方が濃いのかもしれないなぁと思った。
いずれにしても、この乙一、とってもイイぞ。

暗黒系
連続猟奇殺人事件。
その犯人が落とした手帳を拾った森野。
そして犯人は……。
ここで彼の異常さにビビる。
彼女が犯人に捕まってることをほぼ確信している。
あるいは殺されているのかもしれない……と思いながら、それをものすごく冷静にさらりと受け流している感がものすごく怖いよね。

リストカット事件
これはまたキモチ悪い。
リストカットって……。そういうカットかいっ!
なんか想像して、めちゃくちゃ気持ち悪くなってしまったわ。
っていうかこの教師も気持ち悪いけど、トモダチ(?)に目線が行くように仕組む男子がめちゃくちゃ怖いんだけど。


切なく悲しい少女の反撃物語とでもいうのか。
母と娘と犬の平和な暮らし。
それを壊すのは母のオトコ。
彼が家に来るたびに家を抜け出し、犬の訓練を続けた。
なんていうのかなぁ。こういうオトコ、ホントにイライラする。
だけど、殺されて当たり前。と平然と思ったアタシもちょっと怖い??

記憶
この短編は、まさに美しい少女2人の映像が浮かぶようだ。
そして森野のヒミツに彼が気づく。


救いようがないなぁ。コレは。
なんていうのか、まったく病気だ。
ただ、それを発見し、犯人に反省をさせた後に、彼がしたことは……。
やっぱりコイツ、怖いヤツだ。


最後にヤラれた。
快く予想を裏切られた感じだ。
廃屋での猟奇殺人。犯人は、その被害者の妹との接触を望む。
それは家族を殺された妹の反応を見たいがために。
そしてその犯人は……。
アンタ、そっちかいっ!!


内容(「MARC」データベースより)
森野が拾ってきたのは、連続殺人鬼の日記だった。学校の図書館で僕らは、次の土曜日の午後、まだ発見されていない被害者の死体を見物に行くことを決めた…。触れれば切れるようなセンシティヴ・ミステリー。

単行本: 332ページ
出版社: 角川書店 (2002/07)
ISBN-10: 4048733907
ISBN-13: 978-4048733908




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