アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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使命と魂のリミット
使命と魂のリミット
使命と魂のリミット
東野 圭吾

これまた東野サンらしい小説ですなぁ。
いろ〜んな要素がつぎつぎと出てくる。
研修医である夕紀が何年も抱え続けている、亡き父の死への疑念。
また、彼女が勤める病院への脅迫事件。
脅迫騒ぎから病院への医療ミス疑惑が広まる。
恋人を亡くした男の大企業の社長への恨み。

それぞれが近いところで微妙にズレているニアミス状態が続き、結末に向けてこれらが一つにつながっていく。
この感じの表現は、この作者ホントに上手なんだろうなぁ。
途中でやめられない。
意外と早い時点でコトの結末が見える推理小説。

ただ、このヒトの小説の好きなところは、ただの推理小説で終わらないところ。
この場合も、事件自体は解決すると見えたところで、ふと思ったのは、研修医が抱き続けている執刀医への疑惑はどうなるんだろう?ってこと。
そう。これはどうやって片付けるつもりなんだろうかと思っていたけど、ここはもう真っ向勝負という感じできましたねぇ。
とにかく腕を見せる。
執刀医である彼の使命は、患者の手術を精一杯行うこと。
それを見ることで、一緒にその場を切り抜けることで、彼女の中の疑念はようやく消える。

まぁ、とにかく手馴れたというと聞こえは悪いが、いつもの感じで安心して読むことができる。
ただアタシが最近、医療モノを何冊か読んだせいかもしれないが、新鮮さはあんまりなかったなぁ。
決して面白くないわけじゃない。っていうかむしろ引き込まれていく読ませる力はすごい。
展開も面白くないわけない。面白い。
ただちょっと平凡な感じがしてしまうのは贅沢なのかしら?
驚きの展開!なんていうのまでを望んでしまうのは高望みだろうか?
いやいや。東野サン。ホントはもっとスゴいの書けちゃうはずだと思うよ〜。
それと何がイチバン気になるって、このなんだか野暮ったいタイトル。わざとかなぁ。


内容(「MARC」データベースより)

心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う。あの日、手術室で何があったのか? 今日、何が起きるのか? 心の限界に挑む医学サスペンス。

単行本: 376ページ
出版社: 新潮社 (2006/12/6)
ASIN: 4103031719


| 東野 圭吾 | 10:03 | comments(0) | trackbacks(4) |
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使命と魂のリミット
病院が舞台になっているけれど、ミステリーとして捉えるより、 人の胸の内を描いたヒューマンものと思った方がいいと思う。 ある大手術を軸に、胸の内に拭えない疑惑や悔しさがある研修医夕紀と穣治が、 ラストに向けて心を揺らしていく。 人を恨んだままとか、
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