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アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……
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2006.12.03 Sunday
風の墓碑銘
風の墓碑銘 乃南 アサ この作者の作品にずっと興味を持ちながら、今回ようやく初めて読んでみた。 ひと言で言えば手堅い。さすがだなという感じ。 とってもしっかりとした推理小説を書く人という印象。 この作品も実はアタシ、読む順番を間違えているらしい。 音道・滝沢コンビの作品がすでにあって、これがその最新版らしい。 ……また失敗した。 奥田英朗のときに、反省したはずなのに、学習能力のないアタシ。 確かにところどころに、これまでのこの2人の関係性を表すようなところがあって、 やっぱりそのことを踏まえて読むともっとよかっただろうなぁとは思ったが、 それにしてもこれ単発で読んでもやっぱり面白い。 結構複雑に事件が絡まりあっていて、どこでどうつながるのかを残りページを計算して心配しながら読んだ。 古い体質の刑事(やっぱりこういう刑事が好き)が繰り広げる人間臭い捜査。 その中に、男女差別とか人間の弱さと強さとか、いろんな人間模様が描かれている。 手広くしすぎて失敗……という作品をいくつか読んだことがあるが、この人なら少々手広くてもうまくまとめてしまうのかもしれない。 アタシの中の好きな作家、というか安心して読むことができる作品を書いてくれる作家として、乃南さん、ランクインしました。 内容(「BOOK」データベースより) 東京・下町の解体工事現場から白骨死体が三つ。そして大家である徘徊老人の撲殺事件。真夏の下町を這いずり回ること二カ月あまり。中年の毒気を撤き散らす滝沢の奇妙な勘働きと、女刑事・音道貴子の大脳皮質は、「信じられない善意の第三者」でようやく焦点を結んだ。名コンビは狂気の源に一歩ずつ近づいてゆく…。 内容(「MARC」データベースより) 解体工事現場から白骨死体が3つ。そして徘徊老人の撲殺事件。貴子の脳裏で、ある「笑顔」が2つの難事件を結びつけた。白骨たちの悲しみが貴子を「信じがたい」解決へと運ぶ…。音道貴子と滝沢保の名コンビ復活! 単行本: 492ページ 出版社: 新潮社 (2006/8/30) ASIN: 4103710071 コメント
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