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このヒトの描く独特の世界観は相変わらず。
「終の筈の住処」「ニセモノの妻」「坂」「断層」の4作。
一見ごく普通なのに少しだけ歪んだ日常が、ものすごく不穏な感じにさせる。
仮想現実というには、リアリティがあって、でもありえない世界。
標題作は、『突発性真偽体分離症』という、ニセモノの自分が存在してしまうという架空の世の中が舞台。
妻が突然、「自分はニセモノかもしれない」と言い出したら……。
それまで一緒に暮らしていたホンモノの妻と、いま隣にいるニセモノの妻。
違いなんて分かるのかしら。
ここでは人間のことをそう描いているけど、実際のところ何でもそうかもしれない。
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