アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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高校入試
評価:
湊 かなえ
角川書店
¥ 1,470
(2013-06-28)

以前に放映されたテレビドラマらしい。
これはよくあるのとは逆で
まずドラマの脚本として湊さんが書き下ろしたものが
小説化されたというものだそうだ。
で、ドラマとは違う結末なんだそうだ。
いかんせん、そのドラマを見てないもんで、
これについてはなんともいえないけど、
アタシは小説のこの終わり方は好きかな。

で、小説だが、普通に面白く読んだ。
一冊のほとんどが、たった1日の出来事。
県内の有名な公立高校の入試日がその日。
「入試をぶっつぶす!」というのがキーワードなんだろうけど、
アタシが気になった言葉は違ってて
中身が分からない箱は、蓋を開けられないならぶっこわすしかない
という意味の台詞。

入試妨害を企てた、あるいはそれに手を貸した理由には
高校入試というシステムを問うためにだとか、
入試をきっかけに人生が変わってしまうことに対する復習のためとか、
それぞれいろいろな思いが折り重なっていて、
だけど最終的には、大きなものへの抵抗はなかなか効果が現れなくて。

内容はそんなに複雑ではなくて、
入試妨害が起きたうえ、受験生のモンスターペアレンツが押しかける。
それに対応する教師たちの様子やらを描いたもの。
それぞれのシーンが登場人物の目線によって描かれているんだけど、
各人物のキャラがそんなにきちんと理解できないまま進むため、
途中で「あれ?だれだっけ?」となることもあったりして、
ちょっと読みづらいという印象もなくもないけど。

学校側の対応は、正しいということはないが、逆に特別でもなくて、
一般的に学校の対応ってこんな感じでしょっていうもの。
ただやっぱり、同窓会会長とか県議の妻だとかいう、
入試にはまったく関係のない肩書きを振りかざして
クレームをつける親たちへの対応は
読んでいるだけで腹立たしいけど、
親が親なら子どもも子どもなんだなっていう家族像が見えてくる。

湊さんならではの雰囲気と視点があっての作品だと思う。
組織とか自分の評価とか、立場とか責任のとり方とか、
いろんなものに対する疑問をボンって投げるような。



内容(「BOOK」データベースより)
県内有数の進学校・橘第一高校の入試前日。
新任教師・春山杏子は教室の黒板に「入試をぶっつぶす!」と書かれた貼り紙を見つける。
そして迎えた入試当日。
最終科目の英語の時間に、持ち込み禁止だったはずの携帯電話が教室に鳴り響く。
さらに、ネットの掲示板には教師しか知り得ない情報が次々と書き込まれ…。
誰が何の目的で入試を邪魔しようとしているのか?
振り回される学校側と、思惑を抱えた受験生たち。
やがて、すべてを企てた衝撃の犯人が明らかになる―。

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「高校入試」 湊かなえ
高校入試 (単行本)著者 : 湊かなえ角川書店発売日 : 2013-06-28ブクログでレビューを見る? *** 内容(「BOOK」データベースより) *** 県内有数の進学校・橘第一高校の入試前日。 新任教師・春山杏子は教室の黒板に「入試をぶっつぶす!」と書かれた貼り紙を見つ
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