アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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モンスター
評価:
百田 尚樹
幻冬舎
¥ 1,575
(2010-03-25)

これは読み手次第でいろんな風に取れる小説ですな。
女の悲しい一生の物語として読みかけたけど、
途中からは美容整形推奨本みたいにも見えたりして、
そして皮一枚とはいえ顔の美しさと幸せ度を説いたものみたいにも見えるし。
興味深く勢いに乗って読みきった感じ。

小さな島に新しくオープンしたフレンチレストラン。
味も価格もいいうえに、オーナーがものすごい美人。
そのお店に島の人たちが次々と足を運ぶ。
その美人オーナーの様子と、彼女の幼少のころからの様子とが
交互に描かれている。

「バケモン」と言われて育った幼少期。
思春期には自分を隠すことばかりを続け、
その反動からか妄想と現実があやしくなって
小さな島で事件を起こしてしまう。
その結果、誰からも「モンスター」と奇異の目で見られ、恐れられ、
両親からも島から出て東京の大学に行くことを勧められ、
結果、天涯孤独の身になる。
恐ろしく哀しい半生。

その後も地味に暮らしていたところ
ふとしたきっかけで自分を出すことを覚える。
時を同じくして美容整形を行う。
目を整形した彼女は、美容整形の威力の前に愕然とする。
たった数万円で目をいじっただけで、こんなに変わるのなら、
なぜ両親はこれを勧めてくれなかったのか。
自分はもっと早く整形をすればよかった。

その後、彼女は美容整形のためだけに働くようになる。
工場での少ない給料では事足りず、風俗店で働くことを思いつく。
ところが顔のせいで、風俗店でもなかなか採用されない。
ようやく採用されたのはSMクラブ。
そこで稼いだお金で美容整形を繰り返し、
最終的には1千万円以上をつぎ込んで、とびきりの美人になる。

彼女がそうまでして美貌を手に入れたかった理由はなんなのか。
そしてその容姿になってしたかったことはなんなのか。
見た目が変われば、周りの扱いがビックリするほど変わるって、
実際に経験したら、人なんて信じられなくなるんじゃないかな〜。
とか、なんかいろいろと考えさせられた。




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