アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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スリジエセンター1991
このシリーズこれでいったい何作目になるんだろう。
毎回「もうそろそろいいだろ」と思いながらも、
ついつい手が出てしまう。
で、読後に満足したりガッカリしたりするわけ。
最初のインパクトが強すぎる作品って
その後に続く作品へのハードルがどうしても上がる。
で、海堂さんも同様なんだろうけど、
一貫した姿勢と、いつものメンバーをあちこちに登場させる手法で
割とガッカリ感が少ない分、なんとなく予定調和的な感想を持ったりする。

今回はアタシの好きな先生方ばかりが出てくる。
そうそう。キャラクターがもうしっかり立ってるからね、このシリーズは。
なんていのかな、ちょっとしたふぁんブックみたいな小説としても読めるかも。
イチバン人気のバチスタシリーズは、その意味から言えばアタシ的には論外。
なんせ田口センセも好きじゃないし,白鳥氏なんて……。

このスリジエセンターの創設をめぐる院内政治を描いた今作は、
ズバリ医療と金とを考える回って感じかな。
小説としては勢いがあるわけでもないし、特異な人間関係ばかりが描かれているけど、
なんせ登場するキャラクターはとてもいい。
天才外科医の天城雪彦。
モンテカルロから日本に招聘され、飄々と自由に振舞いながら、
その手腕を披露し、潔いほどに金を取る。
「日本は私を愛してはくれなかった」という言葉を残して去る。

極北の世良センセ。
彼が登場するオハナシは、なんとなく切ない雰囲気が漂う。
明るくてやさしくて、なのになんか切ないってなんだろな。
彼の心が強くしなやかに育つ過程が描かれている。

そしてジェネラル速水センセ。
ちょうど新入り、一年生の速水センセが描かれている。
周りの人たちが「主役にしかなれない男」という彼。
まだまだ初々しい一面も描かれていてほほえましい。

それとイノセントゲリラの彦根クン。
まだ学生の彼は、天城ドクターのエッセンスがこうして入っていたのかと
ちょっとうれしくなるような一幕。

あとはまぁ、桜宮に救う怪物たちが登場し、暗躍する。
……特に今回は、天城センセが愛しくて可哀想な気分になってしまった。
そしてエンディングは悲しくて。
天才ゆえに抱える孤独とかいうの?

ところでコレ、このシリーズをまったく読んだことがない人が読むとどんな感じなんだろうな?
とふと思ってみたりして。
ブラックペアン、ブレイズメスに続く物語で、
その後に続いて登場するキャラクターたちの
当時の姿、そしてなぜ彼らがそのような意思を持つようになったのか、
そういうのが垣間見えるのがイイトコなのに、
そこらへんが何もない人には、もしかしたらすごくつまらないのかもしれないな〜と思って。
とはいえ全作読み続けているアタシにはもちろん杞憂ですが。


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| 海堂 尊 | 18:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
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