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評価:
窪 美澄
新潮社
¥ 1,470
(2010-07)
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タイトルがなんとなく気分だったので読んでみた。
読み始めていきなり性描写。
勝手に想像していた感じとぜんぜんかけ離れた感じの話が始まって、
読む進めようかどうかとも思ったけど、
最後まで読んでしまえば、なんとなく「ふがいなさ」を実感できたような。
16歳男子高校生。
なぜか人妻のコスプレプレイがやめられない。
同級生に告白されたのをきっかけに、人妻とはもう会わないことを決める。
ところが、どうしても彼は人妻のことが忘れられなくて。
そうこうしているうちに人妻の夫のひどい仕打ちを受けるハメに。
学校にも行けなくなり、どんどんと内にこもるようになる彼と、
その母親や友人たちなど、彼の周りのいろんな人の様子を淡々と描いている。
人と人との関係って、本当に難しくて、だけど大事で。
そしてなるようにしかならないことも、往々にしてある。
そんなことを考えながら、ふがいないアタシは空じゃなくて海を見た。
漁り火がいっぱいで美しい。
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