アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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漁港の肉子ちゃん
評価:
西 加奈子
幻冬舎
¥ 1,470
(2011-09)

西加奈子サンは好きな小説家の一人。
この人が書く、なんとなくほんわかした家族愛みたいなのにあこがれる。
この漁港の肉子ちゃんという小説もまた然り。

小学校5年生のキクコの目線で描かれる、彼女の母親の『肉子ちゃん』。
本当は菊子という名前なのに、丸々と太ったその体系から誰もが肉子と呼ぶ。娘までもが。
そんな菊子ちゃんの経歴は、娘曰く『糞』なわけです。
男に騙されてその男の借金を延々と返済するために働き、
ようやくそれが済んでもまたまんまと男に騙されれる。

そんな肉子ちゃんは、やはりある日フラリといなくなった男を捜して北陸の漁港に向かった。
ところがそこにその男はおらず、図らずもその漁港のある町で娘と二人暮らすことに。
その町にある焼肉屋の爺さんに「肉の神様かと思った」と気に入られたのだ。

肉子ちゃんははっきり行ってウザい。
元々は大阪の人だということで、どこで暮らしてもバリバリの関西弁丸出し。
そして、しょーもないことばっかりを大きな声でしゃべりまくる。
そのうえ着る洋服も持ち物もとにかくセンスがない。
シンプルとかスッキリとかいうkとおばを知らないのか??っていう感じ。

けど彼女の言動の端々に、娘への愛情がひしひしと感じられる。
娘だけではなく、周りのいろんな人やいろんなものへの愛情がいっぱい。
そして彼女はとにかく真っ直ぐ素直。
悪く言えば鈍感で愚直なんだろうけど。
相手が話す言葉をそのまま真っ直ぐに聞き入れる感性。
ある意味それは頭のいい人には見えないし、ややもすれば阿呆だといわれる。

だけど、アタシはできることなら肉子ちゃんのように生きたいと思う。
なんなら憧れの女性というのはこういう女性かもと思ってみたり。
好きなものを好きだとしっかり自分で実感できて、そしてそれを口に出して相手に伝える。
単純なことだけど、意外と大人ってそんな簡単なことを難しくしてしまいがち。
自由奔放で元気いっぱい。バイタリティがあって、愛情深い。
女神みたいじゃないか。

そしてこの小説、最後にちょっと泣かせやがる。
くっそ〜。ええハナシやな〜。

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| 西 加奈子 | 22:00 | comments(1) | trackbacks(1) |
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コメント
NAME : twilightkuma
DATE : 2012/05/28 9:13 PM
ほんと!いい話しでした。
元気いっぱいの肉子ちゃんに元気を貰いました。

西さんは初めて読みました。
これから、ボチボチとほんわかした作品に
ふれて行きたいと思いました。


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「漁港の肉子ちゃん」5つ☆ 西加奈子
クリムト風の表紙にソソられて、何の予備知識も無く借りて読んだのだけれど、凄く良かったです・・・。
| ポコアポコヤ | 2012/04/05 11:46 AM |


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