アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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アレグリアとは仕事はできない
いやいや。。
やっぱりこのヒトが描く女性ってのはリアルですな。
日々のささいな日常。
そんな中で起こるささいな出来事。
口に出すわけではなくても、心の中でうだうだと考えていたりする。
または心の中だけでつく悪態。
そんな様子がものすごくリアル。
リアルすぎて、なんか地味で辛気臭かったりはするんだけど。

アレグリアとは仕事は出来ない。
アレグリアってなに?って思ってたけどどうやら複合機のようだ。
最新式で多機能。
だけど、相手を選ぶかのようにやたらと調子が悪くなる機械。
やたら調子が悪くなるその機械の、なぜか担当みたいにされている女性社員のミノベ。
彼女は、このアレグリアにもはや憎しみさえ抱いている。
そんなミノベが、心の中でアレグリアに向かって吐く暴言の数々。

そんな彼女の先輩社員は、文句を言うでもなく淡々と仕事をこなしている。
そんな彼女がアレグリアの失態のせいで仕事が片付かないで夜遅くまで残業するハメに。
その翌日から、先輩は会社に来なくなった。
……なんだかなぁ。って思って読んでいたけど、
果たして、それはバカバカしいことだろうか?
実はその先輩も、口は出さないだけで、アレグリアに対して日々心の中で悪態をついてたのかも。
ミノベのように。

そんな機械に翻弄されるという状況を軸に
いろんな人間関係が見えてくる。
会社の先輩や同僚、営業の人たち。
なんだか働くって、地味で時にはばかばかしいもんだなぁって。

そしてもう一遍の「地下鉄の叙事詩」は、連作。
毎朝乗る地下鉄。
この箱の中でたくさんの人々はどんなことを考えて黙って座っていたり立っていたりするんだろうか。
そんなことは確かに昔考えたことがあるなぁ。

お互いに知人でも友人でもなくて、でもまったく知らないヒトでもなくて。
毎朝同じ車両に乗り込む人たち。
顔は知っていたり、毎日一緒なのに顔も覚えられなかったり。
あるサラリーマンは、その電車の中で、乗り合わせた人たちに心の中で暴言を吐き続ける。
ある女性は、周りの人たちを見て、いらだたしく思ったりする。
ある女子高生は、電車の中であう置換に心を痛めている。
そして最後はそのそれぞれの連作で焦点を当てられた人たちが、向き合う出来事が起きる。

どっちの作品もも、描かれているのはルーティン。
毎日毎日繰り返される、別に楽しくもない日常。
そんな中、苛立ちながら、脳の中で悪態をつきながら、
それでもヒトは淡々といろんなことをこなしていくんだなぁ。
なんかヒトって、ばかげているのか、逆にスゴいのか。

決して読んでいて楽しい!!っていうものじゃないけど、
なんかこのリアリティがいいなぁ。

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| 津村記久子 | 08:05 | comments(0) | trackbacks(1) |
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コピー機にイライラと
小説「アレグリアとは仕事できない」を読みました。 著者は 津村 記久子 お気に入りに作家さんの1人の津村作品 今作は設定がユニークというか コピー機に対するイライラを募らせるという! もちろん それだけではないのだけど 笑 コピー機と主人公の関係 そこから
| 笑う社会人の生活 | 2015/04/05 9:59 PM |


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