アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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ナニワ・モンスター
関西最大の都市・浪速で新型インフルエンザ「キャメル」が 発生した。
経済封鎖による壊滅的打撃、やがて仄見える巨大な 陰謀。
ナニワの風雲児・村雨府知事は、危機を打開できるのか?
村雨が目論む、この国を破滅から救うための秘策とは――。 
近未来を透視するメディカル・サスペンス!


なんかオモシロそう。
ということで、久しぶりの海堂サンの新作を読んでみた。
もちろんベースは医療関係。
それに警察や検察、そして省庁と官僚、そして地方自治体が絡む。
いつもよりも、医療外部の登場が多いのかな。

キーマンとなる彦根ドクターは、確か『イノセントゲリラ』の人。
それにチョイ役でこれまでの作品に出てくるいろんな人が登場。
ただ、今回はちょっと風呂敷広げすぎの感も見えたりして。

分からなくもないんですなぁ。
結局、良い医療を目指すには、医療だけでは語れなくて、行政全体が絡んでくるっていう。
終盤には道州制とか自治体の国からの独立とかが焦点になってきたりして。

大阪地検と厚生労働省の関係とか、あと現実的でない防疫対策とか、
国の愚かしい施策が取り上げられているが、
どれもが現実に起きた事件をベースにされているのか?と思うような。

結局、最終的には作者の持論である検死にたどり着く。
検死をないがしろにすると、国は滅びるという少々乱暴にも思える論調。
海堂サンの作品のほとんどを読みきっているアタシには、そんなに乱暴にも思えなくて。
これってすっかり感化されているってことかしら。

冒頭のいわゆる町医者のあり方を描いている部分。
ここのあたりは、大病院を舞台に描かれることが多い医者のあり方を感じられていいなぁって。
商店街の一角にある小さな町医者。
同じ商店街に住む子どもが新型インフルエンザに感染した。
診察をしたその町医者は、医者としての正義をきちんと持っている。
ただ、国の愚策になす術がない。
このお医者さんが、その後どうなったのか、最後のあたりにサラリと触れてくれるとよかったかも。

小さな町の診療所で見つかった新型インフルエンザ感染者。
第1号患者として酷い目で見られる。
ただ病気にかかったということの、一体なにが悪いことなのか?
メディアリンチという言葉が使われていたけど、まさにそれでしょ。

国やなんかの大きな組織は、平気で情報を操作する。
なのでテレビから流れてくるいろんな情報は、どこまで信じていいのか分からない。
3月の地震に端を発する原発問題もそう。
一体どこでだれがそうしているのかはわからないけど、
とにかく正しい情報が届けられなかったり、もっと言えば正しくない情報が届けられたりしている。
なんともまぁ、いやな世の中ですなぁ。

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| 海堂 尊 | 22:39 | comments(0) | trackbacks(1) |
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本 「ナニワ・モンスター」
海堂尊さんの新作を読んでみました。 新型インフルエンザ、改革派の府知事、大阪特捜
| はらやんの映画徒然草 | 2012/02/05 10:23 PM |


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