アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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カソウスキの行方
評価:
津村 記久子
講談社
¥ 1,470
(2008-02-02)

先日、『ワーカーズ・ダイジェスト』をはじめて読んで、
この人の小説、続けて読むんだろうなぁ〜って思った。
そんな自分の期待を裏切ることなく、アタシ、やっぱりはじめてしまいました。
手始めに、めちゃくちゃページ数の少ないコレから。

「カソウスキ」ってなに?
なんかの植物の名前かなぁ。
などと思っていたら、ぜんぜん違った。
仮想、好き。
好きだと仮定しようってことみたい。
やっぱり割と好きだわ。このトーン。

本社から左遷され、郊外の倉庫で働くつまらない毎日。
近くにいる男性の中から、消去法で残った森川。
せめて彼を好きだと仮定してみよう。
そんなバカみたいな空想をしながらの日々は、
思ったよりもつまらなさが減ってきて……。

という表題作のほか、あと2作品が収録されている。
どれも期待通りの脱力系。
なんかガッツいたところがちっともなくて。
おおよそいろんなものに対する期待値が低い人間ばかりが出てくる。
生きていくってこんな感じよね。

だけど、文章が楽しい。
ていうか会話か。
この作品でもやっぱり使われているのは関西弁です。
関西弁って、漫才師なんかがまくし立てるみたいにしゃべるイメージが強いかもだけど、
実際はこの作品の中の人たちみたいに、ボソボソしたり、ダラダラしたりしたしゃべり方も多い。

3作品とも、出てくる人たちがみんながんばって働いている。
がんばってといっても、がむしゃらにってわけでもなくて。
うっとおしいな〜などと思いながらも、目の前の仕事に向き合っている。
社会人って、みんなこうなんよね〜。
と、なんかほっとするというか。



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| 津村記久子 | 23:29 | comments(1) | trackbacks(0) |
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| - | 23:29 | - | - |
コメント
NAME : ちゃき
DATE : 2011/05/13 12:34 AM
はじめまして。
津村記久子さんの作品、私も去年くらいに初めて読んでから、
ちょっとハマってます。ワーカーズ・ダイジェストはまだ読んでなくて、
早く読みたいなと思っているところです。

カソウスキは津村作品の中では割と可愛らしい系ですよね。
津村さんのもう少し重い感じのものも好きですが、これはこれで
あまり身構えずに読めて好きでした。
仮想 好き なんてタイトルも、なんだかいいですよね。

本の好みも近そうなので、ちょくちょくお邪魔して
参考にさせていただきますね。


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