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ピースメーカー
評価:
小路 幸也
ポプラ社
¥ 1,575
(2011-01-14)

1970年代の中学校を舞台にした学園モノ。
小路サンの、こういうまっすぐな正義感というのはスゴいなと思う。
今の時代、ちょっと斜に構えてみたり、正しさがちょっと恥ずかしかったり。
人はみんな真っ白じゃなくて、黒いところもあるから全体にはグレーだよって雰囲気。
そういうのとはベクトルが違ってて、あくまで勧善なわけです。
たまにはこういう、まっすぐなものに触れるべきだねぇって思う。ホントに。

これは本当に爽やか学園モノ。
構図はまったくもってベタな感じ。
運動部と文化部との対立。
それらの架け橋、つまりピースメーカーとなるのは、部員さえいなかった放送部。

数年前の卒業生の姉は、文武両道で誰からも好かれるスーパー女子中学生だった。
彼女はその放送部で、学園内伝説のピースメーカーとして揺るがない存在感を残した。
その後、ちっともスーパーではない弟が入学。
彼は二代目ピースメーカーになれるのか。

というようなことで、普通の中学生が、ちょっとした気遣いや思いつきで、ちょっとした架け橋になる。
そんな些細な出来事を積み重ねていくうちに、放送部はピースメーカーとしての役割を担うようになってくる。
そうすると、今度は周りからピースメーカーとして頼られるようになってくる。
だいたいの物事は、こうして積み重なって回っていく。
いい方向にも悪い方向にも。
この小説は、それがすべていい方向にスパイラルを描いている。
こういうのって、読んでいて嫌な気持ちになることはないだろうなぁ。

そして伝説のピースメーカーと同じ役割をするのなら、まぁ「あらそう」って感じなんだろうけど、
この小説のいいところは、二代目ピースメーカーの立ち位置が、伝説の姉とはまたちょっと違うところ。
なんていうのかな。
スーパーウーマンの姉は、一人で何でもこなせた。
一方で弟は、放送部として仲間とともにその役割を担うことになる。
部員がそれぞれいいところを持っていて、それを活かしあっていく。

まぁ、爽やかな小説です。
たまにはこういうの読んで、キレイな心、正しい心のありかを確認するのもいいでしょう。

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