アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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フリーター、家を買う。
評価:
有川 浩
幻冬舎
¥ 1,470
(2009-08)

いや〜。イイですな。
こういう直球っていうかなんていうか。
ま、悪く言えばなんのひねりもないハナシなんですけど。

一浪して中流大学を卒業。
何とか入った会社は3ヶ月で辞め、自堕落なフリーター生活の男が主人公。
自尊心とか自己欺瞞とかに満ち満ちた若さで、家族のことなんて省みない。
そんな彼の母親が重篤な精神病を患っていた。
同じ家に住みながら、そんなことにも気づかなかった自分を情けなく思い、その後、立派な社会人になっていく。
まぁ、ベタなハナシですわ。
しかも母親が精神を病んだのは長年にわたるご近所づきあいが原因だとか。
ご近所中からいじめられていた母。
そのきっかけは、引っ越して初めての町内会で飲みすぎた父親のせいだと。
そんなわけないだろう……などと思わないわけでもないけど、まぁそんなモンわりとどうでもいい。

読み始めたころは、ちょっと引いてしまった。
有川サンってハッピーな小説を勝手にイメージしてるもんで、なんだこの陰鬱な感じは!!って。
それが途中から読むスピードも俄然上がってきた。
ぐうたらな男の子が、周りのことを考えることができるようになって、前向きに何かに取り組むようになって。
そうすると仕事もうまくいきだして、フリーター脱出。
そして家庭の中も、なんかいい感じになってきて。
だんだんと普段の有川さんの小説の雰囲気になってきた。

終盤には有川さんお得意の、ちょっとイラつくぐらいの奥手な恋愛も匂わせてくれて。
あ、これは読者サービスかしら。
なによりこの息子と父親との関係の、なんともいえない関係。
父親のことを腹立たしく思いながらも、やっぱりキライになれない。
なんか、とってもイライラしながらも、ほほえましい気がして。

しかしアタシ、こういうお仕事系の小説って好きだな〜。
なんだかんだあって、困ったり悩んだりしながらも、なんか前向きに仕事していこうっていう感じのもの、好き。
なんでかしら?
アタシは仕事は手段であって目的ではないと断じて思っている。
夢とか自己実現とかそんなもんとかじゃなくて、やっぱり突き詰めたらパンのため。
そりゃまぁ、長年やってるとそれなりにやりがいとか責任とかも感じたりもするけど。
けどやっぱり、なんのため?って聞かれたら、それは生きていくために必要なお金を調達するため。
逆にそんなだからかなぁ。

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| 有川 浩 | 23:24 | comments(0) | trackbacks(1) |
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書評『フリーター、家を買う。』 有川浩
失業率は上昇するばかり。 ちっとも景気は良くならず、 正社員だってなかなか家など建てられないこの世の中。 フリーターが一念発起して家を建てちゃうっていうお話です。 『図書館戦争』の有川浩さんの最新作、『フリーター、家を買う。』 『フリーター、家を買う
| 身勝手な書評たち -書評のブログ- | 2009/10/17 8:38 PM |


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