アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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もうすぐ
評価:
橋本 紡
新潮社
¥ 1,680
(2009-03)

橋本サンの新作ということで、いつものなんとも優しい内容の小説を想像して読み始めた。
だけど、予想に反した内容で、戸惑いながらもどんどんと読んでしまった。
30代の女性の、子供を欲するという本能みたいなものを描いたもの。

記者の女性が、産婦人科医が逮捕、起訴されたという事件を追うというもの。
その過程で取材した女性たちの様子を描いている。
取材の様子だったり、それから彼女が書いたルポだったり、または彼女の身の回りのできごとだったりが、ごっちゃになっていて、なんか読みにくい気がする。
そして最後はなんとなくグダグダっと終わってしまったような感じ。
小説としてこれはどうなんだろう?という気がとってもして、読後感はあまりよくない。

とはいえ内容としてはまぁ、女性なら共感できる部分がひとつはあるのかもって感じ。
30代後半の女性があわてて駆け込むという不妊治療。
40代の出産を見聞きする機会が多いようにも思うけど、それでもやっぱり妊娠、出産のタイムリミットが伸びているわけではない。
35を超えると年を追うごとに足早に近づいてくる。
そんな中で、子供を産みたいと思う妻と夫との間のズレっていうのかな。
これはもう男女の役割とか社会的地位とかそんなものよりなにより、本能的な違いというものじゃないのかな。

産院を転々とたらい回しされたりとか、検診は受けられても出産は受け入れてくれない病院とか。
そして出産は安全だという多くの人の勘違いが招いている産婦人科医の不足とか。
いろんな問題が詰め込まれすぎているのかな。
それぞれについては深く考えさせられたりもするんだけど、なんか落ち着かない感じがする。
テーマをしぼって、きちんと小説として描いてくれたらまた読んでみたいテーマではある。

JUGEMテーマ:読書




| 橋本 紡 | 20:09 | comments(0) | trackbacks(1) |
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もうすぐ  橋本紡
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| 読書・映画・ドラマetc覚書(アメブロ版) | 2009/06/18 2:40 PM |


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