アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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きりこについて
評価:
西 加奈子
角川グループパブリッシング
¥ 1,365
(2009-04-29)

西サンが書く関西弁が好き。
なんかのほほんとしていて。
アタシが住んでいるこの田舎の方言は、時にちょっとキツく感じるんだわ。
一方、こちらの方に言わせれば、関西弁はキツいと言うが。
アタシには、ちょっとトボけたようなのんびりした感じの関西弁がいいな〜と。
そんなコトバを、たまにものすごく欲してしまうことがある。
ということで、西サンの文章でも読んでみるか……ということになった。

これはなんとも変わった話。
猫と会話ができる女の子「きりこ」の幼少のころから20代までのお話。
彼女は珍しいほどの「ぶす」という設定だ。
ただ人並みはずれて娘を愛する心優しい両親から、日々「可愛い」と言われ続けて育った彼女は、そのことに気づかない。
年代が二桁になってようやく自分が「ぶす」であることに気づいた彼女は俄然引きこもる。
数年間の引きこもりを経て、あるきっかけで外に出るきりこ。

そうしてそれをきっかけに、自分が自分であることの大切さを理解する。
「ぶす」っていう外見だけにとらわれて冷たく接した友人たち。
また自分が「ぶす」って気づいて、それで引きこもってしまった自ら。
「ぶす」なきりこは、「ぶす」であることも全部含めてきりこだ。
そういうことに気づいて、少しずつ彼女の世界が広がっていく。
そして到達するのは、両親から「可愛い」と言われ続け、自分も自分を愛していたきりこ。
まぁ、意外と深くていいオハナシなのだ。

とはいえ深刻さはぜんぜん感じられなくて。
なんせこの話を進めているのは、彼女と一緒に過ごしてきた猫なんだから。
あっという間に読んでしまって、軽い感じのものだけど、ちょっと気持ちがあったかくなったかんじ。

JUGEMテーマ:読書




| 西 加奈子 | 23:22 | comments(0) | trackbacks(1) |
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「きりこについて」感想 西加奈子
表紙が可愛らしく、そして「きりこは、ぶすである」という言葉から始まるのにソソられ読んでみました。
| ポコアポコヤ | 2009/05/31 6:29 PM |


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