アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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橋をめぐる
橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ
橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ
橋本 紡

東京の東と西とに分ける隅田川とその支流。
ここにかかる橋を題材にした短編が6つ。
歩いてわたることができる小さな橋を隔てただけで、少し風情の違う町がある。
深川という昔ながらの町に住む人たちや、そこから出て行った人たちを描いている。

どれもが地域とか人とのつきあいとかが、いわゆる東京のイメージとは少し違う。
なんだろう?下町とかいう言葉が似合うような。
そこにはぶっきらぼうだけど優しくて大事な人間関係が見える。

どれも気持ちが少し和らぐような短編ばかり。
最後に収められている「永代橋」が印象に残った。
小学生の目線を通して家族のことが描かれていて、切なくて優しい。
主人公は世田谷の整然とした街に住んでいる千恵ちゃん。
父母が自分の中学進学のことでもめていて、夏休みの間父方の祖父の家に預けられる。
そこは深川。古い家も祖父のだらしない服装も、なにもかもを恥ずかしく思っていたが、しばらくそこで暮らすうちに、それらを好ましく思うようになる。
そして父が迎えに来て……。

この作者が書く小説は、どれもほんわかとした優しさがあって好き。
人間は冷たかったり利己的だったりするけど、やっぱりどこかで暖かいもんだって思えるような。
今日みたいな雨の降る少し寒い日には、ちょうどいい。

内容(「BOOK」データベースより)
広告会社に勤めるOL、友香。父と和解はできるのか『清洲橋』、銀座でならしたバーテンダー、耕平。
深川で自分の店を持つが『亥之堀橋』、進学校の秀才と不良少年の再会『大富橋』、バツイチの佳子は英会話教室の生徒との逢瀬をやめられない『八幡橋』、新居探しで足を棒にする美穂と哲也のカップル『まつぼっくり橋』、世田谷から来た千恵と、祖父エンジとの交流の物語『永代橋』。
水の都・深川を舞台に描く六つの人生。

商品の詳細
単行本: 280ページ
出版社: 文藝春秋 (2008/11)
ISBN-10: 4163276505
ISBN-13: 978-4163276502
発売日: 2008/11

JUGEMテーマ:読書




| 橋本 紡 | 19:32 | comments(2) | trackbacks(1) |
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コメント
NAME : pumila
DATE : 2009/01/01 8:58 PM
>takeさん
こんばんは。
橋本さんの小説はどれも、ほんわかと優しさが感じられてイイですね。
アタシも結構好きですよ。
オススメいただいた「半分の月が昇る空」というのはまだ読んでないですね。
今度、探してみようかと思います。

NAME : take
DATE : 2008/12/27 5:06 PM

私は橋本紡さんの小説が好きでよく読むんですが、
一番読んで面白かったのは「半分の月が昇る空」です。
最初はライトノベルだからなぁ・・・と思ってたんですが、
兄に借りて読んでみるとどっぷりはまっちゃって一日で8冊全部読んでしまいました。
絶対に長くは生きられない女の子と、それを覚悟でともに生きていこうとする高校生の姿に感動して、悲しくてぼろ泣きでした。

ぜひ読んでみてください。


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橋本紡 「橋をめぐる」
都内の6つの橋をめぐるストーリー。中でも「まつぼっくり橋」の古い家のストーリーは圧巻でした。古くても作りがしっかりしている家が、白蟻にやられても自腹を切ってでも、直そうとする姿には心打たれますね。
| ゼロから | 2010/07/05 6:37 PM |


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