アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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切羽へ
切羽へ
切羽へ
井上 荒野

ものすごく静かな印象。
主人公の「セイ」の夫は画家であるが、まるで淡い色で描かれた静物画みたいな。
大きな出来事が起きるでもなく、淡々とセイの気持ちが綴られていくような感じ。
かといって読んでいて退屈ってわけでもなくて。

島に住む夫婦とその周りの人たちとの関係が、すごくうまく描かれている。
まったくの地元民でもなく、かといってヨソの人でもなく。
微妙な関係というのが、文章のあちこちから伺える。

突然島に越してきた男に惹かれる「セイ」。
どうなることかと思ったけど、何も起こらない。
そんなもんなんだろうな〜と、やけにリアルに感じてしまう。

静かに「妻」という位置にいる「セイ」。
「本土」の男との長い不倫生活を続けるその友人。
妻か夫婦とか言うものについて、この2人を対比するような感じで淡々と書いている。

話自体は淡々としているし、読むのに気合がいる類のものでもない。
疲れが極度に溜まっている今のアタシには、なんともぼんやりとした絵みたいに写ってしまった。
元気なときにしっかりと読むとまた違っているのかもしれない。

内容紹介
静かな島で、夫と穏やかで幸福な日々を送るセイの前に、ある日、一人の男が現れる。
夫を深く愛していながら、どうしようもなく惹かれてゆくセイ。
やがて二人は、これ以上は進めない場所へと向かってゆく。
「切羽」とはそれ以上先へは進めない場所のこと。
宿命の出会いに揺れる女と男を、緻密な筆に描ききった美しい切なさに満ちた恋愛小説。

商品の詳細
単行本: 204ページ
出版社: 新潮社 (2008/05)
ISBN-10: 4104731021
ISBN-13: 978-4104731022
発売日: 2008/05

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こういう小説もありなのかな?:切羽へ
切羽へ作者: 井上 荒野出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/05メディア: 単行本 離島の日常の中に男女の微妙な愛情を描いた本書。 井上荒野の直木賞受賞作であるが、馳星周が女性受けしないように、井上荒野は少なくとも男性受けしないだろう。
| 本読みの記録 | 2008/10/29 9:44 PM |


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