アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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かのこちゃんとマドレーヌ夫人
小学校1年生になったばかりのかのこちゃん。
彼女の家には玄三郎という老犬がいた。
そしてある日突然その犬小屋に入ってきた猫。
猫はそのままそこに住むようになり、マドレーヌと名づけられた。
犬と猫が夫婦として一緒に暮らしている。

公園で集う猫たちの間でも、犬たちの間でも2人が夫婦だということは公認。
そして飼い主のかのこちゃんも、それを知っているようだ。
かのこちゃんと犬、猫とはもちろん会話はしていない。
人間は言葉で話しかけ、犬や猫は鳴いたりするばかり。
だけどかのこちゃんは、自分の言葉が彼らに通じていると信じてる。

猫の目線、子どもの目線で描かれる日々。
それはごく普通の日常なんだろうけど、とても新鮮な感じがする。
夏休みにゴロゴロしながら読むのにちょうどいい感じの、ちょっとしたファンタジー。
小学生なんかでも読めちゃいそうな感じかな。

とにかくこのかのこちゃんがカワイイんだわ。
言動がもう、キュートでたまらない。
そんなかのこちゃんのお父さんとお母さんもステキ。
やたら登場するわけではないけど、とてもあったかい目線をひしひし感じてしまう。
そしてマドレーヌと玄三郎の間の種を越えた愛っていうんですか。
とにかくまぁ、ほのぼのとあったかい一冊。

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| 万城目 学 | 18:02 | comments(0) | trackbacks(2) |
プリンセス・トヨトミ
評価:
万城目 学
文藝春秋
¥ 1,650
(2009-02-26)

万城目サンという作家はどうやら、関西の地で空想するのが随分とお好きなようだ。
アタシがこの作家に出会ったのは『鴨川ホルモー』。
恐ろしく馬鹿げていて笑えて、よく言えば綺麗過ぎないファンタジー。
という印象が刷り込まれた一冊だった。
その衝撃からしばらくして、今度は『鹿男あをによし』。
あぁ。もうコレで先出のイメージ確定。

そんな出会いから数年。
今回のこの小説は衝撃度から言えばかなりおとなしい。
なんせ最初は行政モノだと思ったんだから。
大阪府庁を舞台に会計検査院の三人がなにやらしでかすのかと。
確かにデコボコしてて個性的な三人なんだけど、期待した面白さがない。
ってことで、なんかショボくれて読んでたんだけど。

中盤以降、大阪国が出てきたあたりから俄然やる気が出てきた。
読み手にもやる気は必要だ。というかやる気がないまま読んでいるとツマラナイ。
で、その大阪国のクダリもなんだか意味不明。
まぁ、意味不明さ=オモシロイという構図がこの作者が書くものにはあるんだけど。

大阪国の謎は、なんと太閤秀吉の時代まで遡る。
豊臣が建てた大阪城を徳川が焼き払い、その地に新たに建てたという今の大阪城。
その地下にはなんと国会議事堂とそっくりの建物が潜んでいて、大阪国の人たちはこっちをホンモノの大阪城と密かに思っている。
そうです。密かにです。他言無用なのです。

その大阪国というのは、豊臣家の末裔である王女を守るためだけに存在する。
なぜその末裔を守らねばならないのか。
その歴史は徳川が支配していた当時まで遡る。
徳川はやりすぎた。シャレにならん。カッコ悪い。
そんなことで豊臣贔屓の大阪人である男たちが結束したと。
……書いてても意味わからん。

まぁ、大阪商人たちの心意気が小気味良い。
王女になにか起きた時には大阪国の男たちは立ち上がる。
あくまで女子どもには何も知らせず、大阪国の男たちだけが立ち上がる。
なんかカッコええやん。
大阪に生まれ育った男だけが受け継いでいく秘密の歴史と、父と息子の間に生まれる情。
なんか感動やん。

でもそう思ってるのは男だけ。
女たちは全部知っていて知らんぷりしてるだけ。
そう。大阪のオバチャンたちの手のひらの上で、男たちは気持ちよく立ち上がっているだけ。
ということを、最後にその会計検査院の女性役人がバラすっていうのがニクい。
なんか終盤は結構いい勢いで読ませてもらった。
だけど、万城目氏の作品にしてはおとなしい印象はやっぱり残るな〜。
会計検査院の三人も、せっかくのキャラが生かせずじまいという感じも残るし。
大阪国総理大臣の息子が女子になりたいという思いも、なんかちょっと上滑りの感じがするし。
と、いろいろと心残りはあるものの、読み終えた感想としてはやっぱり面白いっていう。
これってやっぱり作者の力なのかな。スゴいな。

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| 万城目 学 | 20:36 | comments(0) | trackbacks(3) |
ホルモー六景
ホルモー六景
ホルモー六景
万城目 学

「鴨川ホルモー」のスピンオフ的な短編集。
くだらなくて馬鹿げてて、それでもなんかほっこりするような、独特の世界観健在。
舞台が京都のせい?っていうか東京にまで飛び火するホルモーもあるし。
っていうか、これから読む人にとっちゃ、ホルモーってなんじゃそりゃ?って感じだろうね。
やっぱりこれは前作読んでからじゃないとね。

どれもこれも、馬鹿馬鹿しさ満載の前作を引き継いでいる。
ホルモーという馬鹿げた競技自体がメインの前作とは違って、今回はその周辺の小さな物語をすくった感じのもの。

っていうか今テレビドラマでやってる「鹿男あをによし」も万城目さんのだっけ?
今回、「狐のは」って料亭が出てくるんだけど、これって確か鹿男に出てくるんじゃなかったっけ?

時間的な余裕がなくって途切れ途切れに読んだせいもあって、ほんわかとした印象ばかりが残っているんだけど、最後の「長持の恋」はちょっとヤラれた感。

これまた馬鹿馬鹿しい話なんだけど、こんな恋物語に発展するなんて……。
400年の時間を越えた馬鹿馬鹿しくも儚くて美しい恋愛物語。
探し物は身近なところに……なんていう占い師の言葉みたい。
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| 万城目 学 | 23:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
鹿男あをによし
評価:
万城目 学
幻冬舎
¥ 1,575
(2007-04)

京都、奈良、大阪。
この三都で繰り広げられる神話ファンタジー。
鹿がしゃべるんだから、その時点でもうおかしい。
なんともまぁ、バカげたお話ではあるが、やっぱりおもしろい。

神話を絡めたミステリ。っていえばなんとなく厳かな感じがするが、いたってコミカル。
最終的には予想通りの展開ではあるんだけど、途中はなかなか進展せず、この先生どうなるんだろう?なんて肩入れしてしまうよう。
読んでいる途中にこの文体、この雰囲気。
あれ?なにかとカブるって思って、ふと表紙を見て納得。
鴨川ホルモーの人じゃん。

あれもまぁ、ありえない出来事を大真面目にやっている人たちが面白かったけど、これもそう。
そして最後はやっぱりちょっとほのぼのとさせる。
この人、結構面白いな。万城目サン?


単行本: 394ページ
出版社: 幻冬舎 (2007/04)
ISBN-10: 434401314X
ISBN-13: 978-4344013148
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| 万城目 学 | 20:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
鴨川ホルモー
鹿男あをによし
鹿男あをによし
万城目 学

なんじゃこりゃ!!
馬鹿げてる。おもしろい。
ホルモンじゃなくてホルモーってなんやねんっ!!
って思いながら読んだのはいいが、途中はもうゲラゲラ笑うしかない。

こういう馬鹿馬鹿しい小説っていいな。
第17条ホルモーの様子に至っては、なんだか青春モノみたいだし。
鼻フェチ男の恋の結末は、予想通りだし。
あぁ。アッパレ。

内容
このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり!!第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。

内容
謎のサークル京大青竜会に入った安倍を待ち構えていた「ホルモー」とは? 恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。前代未聞の娯楽大作、ここにあり!


単行本: 283ページ
出版社: 産業編集センター (2006/04)
ISBN-13: 978-4916199829
ASIN: 4916199820


| 万城目 学 | 13:04 | comments(0) | trackbacks(0) |


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