アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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小説の家
評価:
柴崎 友香,岡田 利規,山崎 ナオコーラ,最果 タヒ,長嶋 有,青木 淳悟,耕 治人,阿部 和重,いしい しんじ,古川 日出男,円城 塔,栗原 裕一郎
新潮社
¥ 4,104
(2016-07-29)

想定がなんかキレイでちょっと大きめの本。

いろんな作家のアンソロジーだと思ってたんだけど、

どうやらもうちょっと、こう…アートっぽいヤツだったみたい。

 

なので、中を開いてみると、なんていうのかなぁ、なんだかやたら凝ってる。

カッコいいのかもしれんが、いかんせん読み辛い。

そして、ちょっとアートに惑わされて入り込めなかったのか、

面白いと思える短編にめぐり合えず……。

アタシには芸術的すぎたのかも。

 

 

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| アンソロジー | 17:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
短編工場
割と著名な作家さんの作品が並ぶ短編集。
短いお話は、細切れに読むには最適です。
どこかで読んだことがあるものがいくつか入ってたけど、
時間がたってこうやって読むとまたいい味が感じられたりして。

内容
読んだその日から、ずっと忘れられないあの一編。
思わずくすりとしてしまう、心が元気になるこの一編。
本を読む喜びがページいっぱいに溢れるような、とっておきの物語たち。
2000年代、「小説すばる」に掲載された短編作品から、とびきりの12編を集英社文庫編集部が厳選しました。
『かみさまの娘』桜木紫乃
『ゆがんだ子供』道尾秀介
『ここが青山』奥田英朗
『じごくゆきっ」桜庭一樹
『太陽のシール』伊坂幸太郎
『チヨ子』宮部みゆき
『ふたりの名前』石田衣良
『陽だまりの詩』乙一
『金鵄のもとに』浅田次郎
『しんちゃんの自転車』荻原浩
『川崎船』熊谷達也
『約束』村山由佳


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| アンソロジー | 18:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
泥酔懺悔
評価:
朝倉 かすみ,瀧波 ユカリ,平松 洋子,室井 滋,中島 たい子
筑摩書房
¥ 1,575
(2012-11-05)

なんとなくゆっくりと本を読む時間をまとめて取れない日々。
こんなの読んでみた。
女性作家のみなさんの酒にまつわるアレコレ。
何も考えることなく、時にププっと笑ったりしながら
ダラダラとサラサラと読めていい。

しかし酒はたいしたもんだな〜。

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| アンソロジー | 17:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
それでも三月は、また
評価:
谷川 俊太郎,多和田 葉子,重松 清,小川 洋子,川上 弘美,川上 未映子,いしい しんじ,J.D・マクラッチー,池澤 夏樹,角田 光代,古川 日出男,明川 哲也,バリー・ユアグロー,佐伯 一麦,阿部 和重,村上 龍,デイヴィッド・ピース
講談社
¥ 1,680
(2012-02-25)

タイトルを見たまんまの内容。
あの3.11の災害から丸2年。
あの大惨事をいろんな作家が、それぞれの目線で捉えたアンソロジー。
中にはちょっとどうなのかなというものもあったりはするけど、
風化させないための取組の一つかもしれない。

折りしも明日は3月11日。
テレビでは繰り返し、悲惨な映像が流れる。
あの日。テレビの前に棒立ちになりながら感じた、
なんともいえない気持ちがぶり返す。
圧倒的な力の前に、なす術なく流される車や建物を見ながら、
途方に暮れるしかない無力さ。

あれから2年が経ち、いろんなところで復興の明るい話題も聞かれる一方で
未だに先が見えない不安もたくさんたくさんあって。
そういうことを、改めて感じたりして。

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| アンソロジー | 12:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
事件を追いかけろ サプライズの花束編
久しぶりのアンソロジーはミステリです。
短編のミステリって、テンポとかがすき。
好きな作家の名前があるとうれしいし。
あと、読んだことない作家さんもこういうとこで出会うんよね。

この中に入っている伊坂幸太郎の『バンク』。
これ、何度か読んでるはずなのに、やっぱりおもしろい。
ていうか、コレ、好き。
弊店直後の銀行に滑り込んだ学生が、銀行強盗の人質にされるって話。
ここで陽気なギャングたちが出会うんですね。
あのギャングたちの楽しいお話の、エピソードゼロ。

この前たまたまDVDでみた『ゴールデン・スランバー』
そのあとでまた読み返してみた。
やっぱり伊坂サンの小説は、アタシ、大好きだわ。
ていうのを、この短い『バンク』でも思った。

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| アンソロジー | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
こちら葛飾区亀有公園前派出所 小説
評価:
石田 衣良,柴田 よしき,東野 圭吾,今野 敏,逢坂 剛,大沢 在昌,京極 夏彦
集英社
¥ 1,050
(2007-05-25)

誰もが知っている長寿漫画『こち亀』。
主人公の両さんはじめ、この登場人物を使って小説を書いてみよう。
という、なんとも楽しげなコンセプト。
そして、その「書いてみよう」に乗っかって書いてしまった作家がまたすごい。
中堅から大御所まで、今をときめくミステリ作家がずらり。

あらら〜。
日本推理作家協会(そんなモンあるのね)も太っ腹やね〜。
ていうかこの漫画、30年続いてるんだって。
ビックリですな。
しかも作家の秋元サンって方は、たったの一度も休むことなく連載を続けているとか。
まぁ、頭の下がる作品ですな。
というようなこともあって、『こち亀』リスペクトな作家もいるんでしょうな。

で、短編集です。
もともとの漫画は、だいたいドタバタしながらも人情深かったりして下町風情いっぱい。
そんな印象を持っているんだけど、その印象どおりの作品もあればちょっと違った雰囲気のものまで。
作家さんそれぞれの個性が出たというかなんというか。
まぁ、楽しく読ませてもらえました。

石田衣良サンは、まさに石田さんの作品になってる。
池袋ウエストゲートパークに、両サンがゲスト出演的な印象。

逆に東野サンのは、『こち亀』のキャラクターのほうが前に出た感じ。
東野圭吾の小説というよりは、両サンのお話って感じで。

今野敏サンは、このコメディタッチの両サンをどう使うんだろうと思ったら、
ぜんぜん違うところからヒョイと出してきた感じ。
これは好きだな〜。

というようなことで、同じキャラクターを使っても、こんだけ幅が出るんだな〜って。
なんともまぁ、印象深いアンソロジー。
ほかにもこういうの、あると面白いだろうに。
今度は女性作家メインでとか……。




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| アンソロジー | 00:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
9の扉
評価:
北村 薫,法月 綸太郎,殊能 将之,鳥飼 否宇,麻耶 雄嵩,竹本 健治,貫井 徳郎,歌野 昌午,辻村 深月
マガジンハウス
¥ 1,575
(2009-07-23)

作家陣が揃っているような気がして読んでみる気になった。
そしたらこれが、ただの短編集とかじゃなくて、
順繰りにテーマをつけてリレー形式で短編集を綴っていくという、楽しい企画。
次に短編を書く作家とお題を決めて引き継ぐというもの。
こういうちょっとオモシロイ企画モノは割と好き。

内容はちょっとよくわからないものから、ブラックなもの、ほんわかあったか系と多岐にわたる。
連想ゲームみたいな感じに想定外の方向にいくものやら、
前作のテイストや登場人物や設定を持ち出してくるものやら、
作家のみなさんのちょっとしたイタズラ心とかが楽しい。


収録作品
 『くしゅん』北村薫→次へお題は猫
 『まよい猫』法月綸太郎→コウモリ
 『キラキラコウモリ』殊能将之→芸人
 『ブラックジョーク』鳥飼否宇→スコッチ
 『バッド・テイスト』麻耶雄嵩→蜻蛉
 『依存のお茶会』竹本健治→飛び石
 『帳尻』貫井徳郎→一千万円
 『母ちゃん、おれだよ、おれおれ』歌野晶午→サクラ
 『さくら日和』辻村深月。


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| アンソロジー | 12:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
esora 08
評価:
小説現代編集部
講談社
¥ 1,260
(2009-09-11)

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いろんな作家の作品が詰まったアンソロジー。
わりとサラリとした印象のものばかり。
ていうか、全体的なテーマというようなものがよくわからない。

ただ、恩田陸さんの個性は抜群。
近ごろ読んでないからねぇ。恩田サン。
これもまたなんとも不穏な雰囲気で、
で、このあと結局どうなっちゃうの?
っていう感じで終わってしまって。

「みどりおとこ」の登場のあたりで、もうザ・恩田ワールド。
「夏の城」での生活から、最後のシーンなんかはもう、ぞぞぞ〜っ。
もう恩田陸の小説以外の何者でもないって感じの作品。
なんか、そういう意味で感動した。

あと伊藤たかみは、読んだことある小説だったなぁ。
白旗アパートか。

そのほかのものは、つまらないとか悪いとかじゃないんだろうけど、
とにかくまぁ印象に残らなかったなぁ。
このesoraってだいたいナンだ?
しかもたまたま手に取ったコレ、「08」だって。
1から7はすっ飛ばしちゃったのね。アタシ。


| アンソロジー | 22:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
誇り
評価:
今野 敏;東 直己;堂場 瞬一
双葉社
¥ 998
(2010-11-17)

硬派でカッコいい警察モノのアンソロジー。
刑事と犯人の、なんともいえない信頼関係みたいなもの。
ちょっと切ない感じの「常習犯」は、アタシの好きな今野敏さん。

東直己さんの「猫バスの先生」は、かわいいタイトルとは違った人物を描いている。
刑事を退官して、幼稚園バスの運転手をしている男。
そんな平和な仕事をしながらも、刑事の勘が働く。

「去来」は堂場瞬一サン。
このヒトの本、読んだことないかもな。
初めての作者の小説を読むのはうれしい。
そして、このヒトの書くモノ、悪くないし。

3作とも、なんていうのか真っ直ぐな感じの小説。
正直モノがバカをみない。
そんな世の中って、やっぱりいいなぁ。


| アンソロジー | 20:55 | comments(0) | trackbacks(1) |
そういうものだろ、仕事っていうのは
評価:
重松 清,野中 柊,石田 衣良,大崎 善生,盛田 隆二,津村 記久子
日本経済新聞出版社
¥ 1,575
(2011-02-22)

仕事とか働くことをテーマにした6編。
割と好きな作家の名前が連なっていて、つい読みたくなってしまったもの。
日々仕事をしながら、ふと「何してんだろな〜」って思ったりするとか。
逆に、自分が働いていることに、意義を感じちゃったりとか。
いろんな思いを抱きながら、一見同じような仕事を繰り返している。
みんなそうなんだわな〜。
などとしみじみ思いながら、そこそこがんばろうかと思えるような一冊。

『ホームにて、蕎麦。』 重松清
これはね〜。まさにシゲマツさんらしい感じの一遍。
父親と息子の物語。
いきなり泣かせていただきました。
仕事一筋だったくせに、その力の大半を注いだニュータウンの開発は途中で尻すぼみに。
「成功」といえるような仕事ではなくて、「失敗」の尻拭いみたいな仕事ばかり。
それでも毎日毎日働き続け、家族を養い続けた父親。
定年後に彼が選んだ再就職先は、駅の中にある立ち食い蕎麦屋でのアルバイト。
なんで?誰もが疑問に思う中、父親は嬉々としてアルバイトに精を出す。
そんな父親の選択の意味に、息子はある日気づく。


『あの日。この日。そして。』野中柊
家族との関係と、男女の関係を描いていて、割と込み入っているのにコンパクトにまとまった一遍。
割と好きかな。
主人公は独身女性。彼女の目をとおした人間関係がサラリと上手く描かれている。
父親が違う姉二人との関係。恋人だった男との関係。いつもふらりと立ち寄る花屋のオジサン。
メインは男女関係だけど、この相手の男がまったくもってイイ男なんだかダメ男なんだか……。
恋人であるはずの彼女の部屋で、十数年来の同棲相手がいると告白。
だけど同棲相手とは別れると言ったものの、結局はリストラにあい、元の生活に帰っていった男。
「男気」って言葉はあるけど、ここでは「女気」が大事だと。
うん。女気。必要かもな。

『ハート・オブ・ゴールド』石田衣良
勤続十年を自ら祝って長期休暇をとった男の話。
彼は休暇を沖縄のゲストハウスで過ごす。
そこには実生活とは無関係に名前までも別にして過ごす。
数日間のその生活で、働くことをじっくり考えたり。
まぁ、ちょっとありがちな感じの話かな。

『バルセロナの窓』大崎善生
医者一家に生まれ、父親の大反対を受けながらも医者ではなく小説家を目指した息子。
長い道のりを経て、往年になり小説家になった。
そんな彼が元上司である信頼する男とともに、バルセロナの町を訪れる。
そこで二人がみたものは、父の残像みたいなもの。

『きみがつらいのは、まだあきらめていないから』盛田隆二
この作者は初めてでした。
どうみてもうつ状態の銀行員。
自覚症状がありながらも、なんとか働こうとするも、その大変さが切実に伝わる。
ところが、妻が重病となりその介護をするうちに、彼のうつ症状が薄らいでいく。
心の病気って、本当に付き合い方が難しい。

『職場の作法』津村記久子
これは、短編集の中の一遍であるはずなのに、さらに4つの短編で構成されている。
どれもが本当に些細な職場の日常の様子。
仕事の片付け方だったり、同僚や上司との関係性だったり。
そういう日々の積み重ねって、一見とってもつまらないけど、でも意外と大事だったりする。


内容紹介
重松清、石田衣良、津村記久子、大崎善生、盛田隆二、野中柊という6人の人気作家が日経Web刊で「働く」をキーワードに競作した短編小説の豪華アンソロジー!
――働くことは、生きること。世界とつながること。

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| アンソロジー | 17:18 | comments(0) | trackbacks(0) |


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