アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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ようこそ授賞式の夕べに (成風堂書店事件メモ(邂逅編))
諸店員さんや出版社の営業さんたちが、
ズバリ本屋大賞にまつわる謎を解くというもの。
最初のうちは、読んでいてもなんとなく盛り上がらなくて、
どんなふうになるんかな〜ぐらいの感じで読んでいたけど、
バラバラに動いていた登場人物が一堂に会しての謎解きは
まさしく推理小説の探偵による「謎解き」っぽさ満開。

読みながらときどきほっこりするな〜と感じるのは、
いまや電子書籍だネットだというものに押されて
勢いがないという書店や、本に対する思いが端々に感じるからかも。

登場人物の、本屋や本に対する思いが溢れている。
これってつまり、作者の思い入れがストンと乗っかってるんだろうな〜って。
楽しく読ませていただきました。

図らずも今日が本屋大賞第一次投票の締切日でした。
第1回のノミネート作品はその発表時に大半が既読だったせいで、
勢いづいて結局全部読んだんじゃなかったかな〜。
近年は割気分的に疎遠になっているこの大賞ですが、
やっぱりどんな作品が選ばれているのか、ノミネート作品の発表が楽しみです。

内容紹介
今日は年に一度のイベント、書店大賞授賞式の日。
成風堂に勤める杏子と多絵は、初めての授賞式参加とあって、華やいだ気分でいっぱいだ。
ところが朝の業務を終えて出かけようという矢先に、福岡の書店員・花乃が「書店の謎を解く名探偵」に会いに成風堂を訪れる。
書店大賞事務局に届いた不審なFAXの謎を名探偵に解いてほしいというのだ。
一方、明林書房の新人営業マン・智紀も、全国から書店員が集まる今日を有意義に過ごすべく、準備万端調えていた。
そこへ、他社の営業マン・真柴から、今すぐ来いと呼び出しを受ける。
書店大賞事務局長の竹ノ内が、今日のイベントに関わる重大問題に頭を抱えているらしい…。
“成風堂書店事件メモ”と“出版社営業・井辻智紀の業務日誌”、両シリーズのキャラクターが勢ぞろい!
書店員の最も忙しい一日を描く、本格書店ミステリ。

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| 大崎 梢 | 20:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
スノーフレーク
評価:
大崎 梢
角川グループパブリッシング
¥ 1,575
(2009-02-27)

大崎サンといえば、書店屋サンを舞台にしたものの印象が強い。
ところが今回は、高校生を主人公にしたモノ。
あれ?恋愛モノ??などと思いながら読み始めた。

大学入学を機に上京することになっている真乃ちゃん。
彼女の幼馴染は、中学生になる前にいなくなった。
そのことが彼女の心にずっとずっとつかえたまま。
地元を離れる前に、その思いにケリをつけようとする彼女。
女の子の初恋の話だと思っていたんだけど、読み進むうちにどんどんとミステリーっぽくなってきた。

果たして居なくなった幼馴染は、本当に死んでしまっているのか?
もしかしたらどこかで生きているのかもしれない。
そんな思いを引っ掻き回すように、彼女の前にその幼馴染そっくりのヒトが現れる。

……途中からは、まさにミステリ。
どんどんと読み進めてしまってあっという間に終盤。
そしてそして。
終盤では、あっと言わせるどんでん返し。
あぁ。これだからミステリはやめられない。

大事な思い出、大事な幼馴染。
それを胸に抱えたまま6年間生きていた少女。
彼女はこの事実を胸に納めて、ずっと大人になったんだろうな。


内容(「BOOK」データベースより)
「溶けない雪の欠片を見にいこう」
その約束を果たせないまま、死んでしまった幼なじみ・速人。
六年後、高校卒業を控えた真乃は、彼とよく似た青年を見かける。
ほんとうは生きているのかもしれない。
かすかな希望を胸に、速人の死にまつわる事件を調べ始めた真乃だったが―!?
函館の街を舞台に描いた青春ミステリー。

登録情報
単行本: 253ページ
出版社: 角川グループパブリッシング (2009/2/27)
ISBN-10: 4048739271
ISBN-13: 978-4048739276
発売日: 2009/2/27


JUGEMテーマ:読書




| 大崎 梢 | 00:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
夏のくじら
夏のくじら
夏のくじら
大崎 梢

大崎さんといえば本屋さん関係の人が出てくる小説を思い浮かべがち。
だけどこの作品の主人公は大学生。
高知県の「よさこい」を通じて、彼の心の動きを丁寧に描いたもの。
爽やかで明るくて楽しくて。とても気持ちよく読んだ。

主人公の篤史は高知県の大学に入学したところから始まる。
子供の頃夏休みになると祖父母の家に預けられ、イトコと過ごした高知。
そこでそのイトコから「よさこい」のスタッフを一緒にやろうと誘われる。
乗り気にならないまま、でも断ることもできないまま、なんとなくスタッフとして参加する。

実は彼は四年前に一度、そのイトコに誘われて「よさこい」に参加していた。
そのときに知り合った一人の女の子のことが忘れられずにいた。
祭りまでにその女の子を探そうと心に決め、そしてスタッフとして過ごすうち、その祭りにかかわる人たちに心を開き、祭りに心ひかれていく。

後半はいよいよ祭りの当日の様子が臨場感たっぷりに描かれている。
にぎやかで忙しく、楽しい雰囲気満載。
日差しとか風とか笑顔とか汗とか、そういったものがすごくよく感じられる爽やかな作品。
読んでいてワクワクしてくるような感じ。
面白かった〜。

篤史の恋の行方については途中から実はあんまり興味がなくなっちゃった。
ここがストーリーの真ん中なんだろうけど、なんだかちょっと。
それよりも、登場人物がユニークで素敵。
人が良くて人気者の彼のイトコも、実は心に強い思いを盛っていたり。
彼が所属するよさこいチームのリーダーは骨太で素敵。
サブリーダーは決して前へ前へ出て行く男ではないけど、縁の下の力持ち的素敵さ。
そして唯我独尊的なダンサーも表に出さない思いを持っていたりして。
とにかくみんなが素敵に描かれている。

たまに何かの報道とかで目にすることはあるけど、実際に見たことない祭り。
この自由な「よさこい」に図らずも心惹かれてしまった。
一度観にいってみたいな。
あー。でもやっぱり見るだけじゃ、祭りの楽しさなんて半分も分からないかもしれないな。
みんなで一緒になって作り上げていくあの感じがたまらない。

内容紹介
高知の夏の風物詩・よさこい祭り。
東京からやってきた内気な大学生・守山篤史は憧れの女性への思慕を胸に鯨井町チームに参加する。

商品の詳細
単行本: 315ページ
出版社: 文藝春秋 (2008/08)
ISBN-10: 4163273301
ISBN-13: 978-4163273303
発売日: 2008/08


| 大崎 梢 | 20:06 | comments(2) | trackbacks(5) |
平台がおまちかね
平台がおまちかね平台がおまちかね (創元クライム・クラブ)
大崎 梢

このヒトの本といえば、本屋が舞台で書店員がちょっとしたナゾトキをしたりといったイメージ。
これはちょっと違っていて出版社の営業社員を取り上げている。
で、彼がやっぱりちょっとしたナゾトキをしてみたりする。
そしてやっぱり結構好き。
ストレスなく読めるというか、キモチよく読めるというか。

本がすごく好きなヒトが出てきて、ほんわかあったかいイメージ。
ちょっとホロリとさせてくれたりもして、気持ちよく読める。
・平台がおまちなね
・マドンナの憂鬱な棚
・贈呈式で会いましょう
・絵本の神さま
・ときめきのポップスター
本にまつわる5つのエピソード。
優しい気持ちに慣れるような、そしてちょっと切なくなるような。

本が好き。だけど熱血営業マンでもない。
ごく普通の20代の彼が、書店員やほかの出版社の営業マンたちとの関係を築いていく感じが楽しげでいい。
そして最後の章では、彼女のこれまでの作品に登場する威風堂の名前が。
これってちょっとしたファンサービスなんでしょうね。
コレまで読んでいた読者に、ちょっとニヤリとさせるような。
こういう仕掛け、割と好きね。アタシ。


| 大崎 梢 | 17:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
晩夏に捧ぐ
晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編>
晩夏に捧ぐ<成風堂書店事件メモ・出張編>
大崎 梢

前作「配達赤ずきん」の舞台となった本屋。
そこに勤める店員とバイト。
すっかり親しみを持ってしまっているそれらとまた会えたという、なんともほのぼのとした感じがいい。

とはいえ幽霊騒動から27年前の殺人事件を紐解くという推理モノ。
それぞれが持つ過去とか愛憎とか、いろいろと飛び交う噂。
だけど真実は……。
前作よりも犯罪自体が大掛かりになっていて(なんせ出張ですし…)、長野の自然の風景も浮かぶような感じはするんだけど、アタシ個人的には前作ぐらいのレベルの事件のほうが好きかもしれない。

オチとしてはそんなにビックリするものでもなくて、あぁやっぱり彼か……という感じではあるが、推理小説のくせしてあったかい感じがするのがイイ。
そして今作も、いろんなところにちりばめられている本屋というもののこだわりとか、ソレを生業にしているものの誇りとか、そういったものがとても好印象。
本屋っていろいろとタイヘンだろうなぁと思いつつ、なんかあこがれてしまう。

内容
以前成風堂にいて、今は故里に帰り、地元の老舗書店に勤める元同僚の美保から、杏子のもとに一通の手紙が届いた。勤務先の宇都木書店、通称「まるう堂」に幽霊が出るようになり、店が存亡の危機に立たされている、ついては名探偵のアルバイト店員を連れて助けに来い、というのだ。杏子は気が進まぬながら、多絵を伴って信州の高原へと赴く。そこで待ちかまえていたのは、四半世紀ほど前に弟子の手で殺されたという老大作家の死に纏わる謎であった…!「本の雑誌」二〇〇六年上半期ベストテンの堂々第二位に輝いた「配達あかずきん」で今もっとも注目を集める著者、初の長編推理小説。

単行本: 256ページ
出版社: 東京創元社 (2006/9/30)
ISBN-10: 4488017304
ISBN-13: 978-4488017309


| 大崎 梢 | 19:43 | comments(0) | trackbacks(9) |
配達あかずきん
配達あかずきん
配達あかずきん
大崎 梢

本屋の女性店員、そしてその店のアルバイト。
彼女らが、店で起きる事件を解決しようっていう短編が5つ並んでいる。
ちょっとした事件を、やさしい目線とちょっとした推理で解き明かす女の子。
なんとなく自然にふっと肩の力を抜いて読める、簡単ミステリーってところかな。
これちょっと、東京バンドワゴンっぽい。
まぁ、あれはおじいさんでこっちは女の子なんだけど。

ミステリーってくくってしまうには、謎解きもあまりにも簡単過ぎるのかもしれないけど、これはこれで面白い。
ドキドキするような感じはないけど、お決まりの人がお決まりの感じで謎解きをする、あの定番的な感じがイイ。
そして結末はいつも、ちょっとだけハッピー。
こういう本ってあるようで意外と少ない。
あ。アタシがたまたま読んでないのかもしれないけど。

本屋さんってなんか好き。
あの本だらけっていう雰囲気とか、ほのかな紙のにおいとか。
本屋に勤めている人ならではという、小さなエピソードがいちいちうらやましかったりする。
あぁ。本屋さんの店員になりて〜。

内容(「BOOK」データベースより)
「いいよんさんわん」―近所に住む老人に頼まれたという謎の探求書リスト。コミック『あさきゆめみし』を購入後、失踪した母の行方を探しに来た女性。配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の良いアルバイト店員・多絵のコンビが、さまざまな謎に取り組んでいく。初の本格書店ミステリ、第一弾。

内容(「MARC」データベースより)

配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の良いアルバイト店員・多絵のコンビが、さまざまな謎に取り組む。元書店員が描く本格書店ミステリ。


単行本(ソフトカバー): 240ページ
出版社: 東京創元社 (2006/5/20)
ASIN: 4488017266



| 大崎 梢 | 00:24 | comments(0) | trackbacks(1) |


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