アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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漁師の愛人
評価:
森 絵都
文藝春秋
¥ 1,365
(2013-12-16)

森絵都なのにこのタイトル。
なんとなくギャップを感じて読んでみた。
割といい。森さんらしさもひそかに感じられる。

最初に出てくる「あの日以降」は女3人が暮らす。
今流行のシェアハウスみたいなものか。
そこで前向きに生きていたと思っていたら、
いつのまにか閉塞感に包まれ。
だけど誰かがそこにいるという安心感もあって。
震災をきっかけに多くの人がいろんなことを感じ、
多くの人が多かれ少なかれ生き方を変えた。
そしてこの家に住む3人も動き出すっていう、
なんか前向きな感じがいい。

そして標題作。
これはね。わかるんだわ〜。
排他的で閉鎖的な田舎町。
そこへ突然帰ってきた男は愛人を連れていた。
その愛人の居心地の悪さといったら。
だけど、そんなところでも暮らしていける強さを女は持っている。
明るくもない話だけど、コレもなんか前向きな感じがする。


内容紹介
妻子持ちの音楽プロデューサー、長尾の愛人だった紗枝。
会社の倒産ののち漁師への転身を決めた彼の郷里へ伴われ、移り住むことになったのだが、身内意識のつよい漁師町で「二号丸」と呼ばれていることを知ったのは、やって来て、たったの十日だった。
「妻」から時折かかってくる長電話に、敵意にみちたまなざしを向ける海の女たち。
潮の匂いと海上にたちこめる白い霧。
いつまでも慣れることのできない生活でいちばんの喜びは、東京にいたころよりはるかに生き生きとしてみえる長尾の笑顔だったが、彼が漁師仲間の喜寿祝いで紗枝を紹介する、と急に言い出した
――閉塞する状況を覆す、漁を生業とする男たちと女たちの日々の営みの力強さ、すこやかさ。圧倒的な生の力を内に秘めた「漁師の愛人」。

震災から一か月足らず。
女三人でシェアハウスして暮らす毎日があの日から一変してしまった。
藤子の恋人(カフェ経営者)は、炊き出しボランティアで各地をまわり、ほぼ音信不通。
ヨッチは、彼氏がホテルから妻のもとに逃げ帰って以来、微妙な感じ。
眞由に至っては、大地震の三日後にこの家を出て行ったきり、帰ってこない。
雨もりの修理にたびたびきてくれる63歳の小西とのなにげない会話と、豚ひき肉の新メニュー作り、ビーズ細工のストラップ作りが、余震のさなかの藤子の毎日を支えていたのだが。
2011年春の、東京のミクロな不幸と混乱を確かな筆致で描いた「あの日以後」。
その他に【プリン・シリーズ】三篇を所収。

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| 森 絵都 | 19:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
異国のおじさんを伴う
森サンの短編集。
らしい一冊。

なんていうのかなぁ。
生きていくっていろんなことがある。
いいことがあったり、いやなことがあったり、
な〜んにもなかったり。
そんなリアルなことを描いているのに、なぜかとてもファンタジーな雰囲気。
そして最後には、ほんわかとさせたりちょっとほろりとさせたり。

全体的に明るめのものが多くて読みやすい。
そんななか表題作は不思議な一話。
主人公は作家。
なんとなく気にかかるふとしたこと。
そのふと気にかかったことを作品に仕立てていく。
そんなふうに作家としてやってきた。
なんとなく行き詰っている彼女は、その人形をきっかけに軽快に歩き出す。

いいね。
きっかけなんて何でもいい。
ふわりと足を一歩前に出せるといい。

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| 森 絵都 | 20:44 | comments(0) | trackbacks(1) |
この女
評価:
森 絵都
筑摩書房
¥ 1,575
(2011-05-11)

森絵都さんの作風、なんかすごく変わったの?
児童文学っていうイメージがあったので、冒頭からち「あれ?」って思いながら読んでました。
が、読み終えた感想は、いい。
こういうのも書くんですねって。

阪神淡路大震災直前の関西が舞台。
大阪のドヤ街で日雇い労働で生計を立てている礼司。
彼がひょんなことから神戸のお金持ちの依頼を受けて、小説を書くことに。
その依頼は、自身の妻を主人公にした小説を書けというもの。

そのためにはその妻のことを知らなくてはならない。
ところが妻は夫とは一緒に暮らして折らず、
生い立ちを聞こうにも、毎回違う作り話ばかりしてくる。
そんな女に振り回されながらも、少しずつ小説は書き進んでいく。
その中で、その依頼の本当の理由を知っていく。

大阪のドヤ街がキーポイント。
なんともいえない不景気な辛気臭い雰囲気。
そんな中ででも、日々自分おすべきことを淡々とこなしていく男たち。

一方、自由奔放でどんないやな女なのかと思っていたけど、
その過去の真実はちょっと切なくて。
読みながらどんどんとこの女を好ましく思っていく。

エンディングはとっても切なくて、ほんわかとしている。
とっても好きな雰囲気。

休日に家族で食べるオムライスとか、休日の動物園とか。
そんな『シアワセの偶像』みたいなものにすがらないいきかた。
「オムライスはただの食べ物」と言ってのける女。
彼女はただ、ばっさりと感情を切り捨てているのでも、悪態をついているでもなく、
いろんな経験とか思いを経て、そういうふうに思えるようになっただけ。
したたかだけど、まっすぐでいい女じゃないですか。
彼女が持っているのは『強さ』とはちょっと違う別の何か。
作中では『回復力』という表現がされている。
それ、いい。ほしい。

以前の森さんの小説とは違って、読み手を選ぶのかもしれない。
そんな小説だけど、アタシはこれ、好き。
動物っぽい生き方、あこがれる。



そして冒頭の3ページ。
ここでは、震災から15年たっています。
最初に読んだときは、なんとも思わなかったし、
その後のページから始まる話とのつながりがなんだか分からないままだったんだけど。
最後まで読み終えて、再度ここを読み返してみると……。
エンディングのその後の絵が浮かびます。
そしてそれからの登場人物の様子も。
……深いですね。コレ。
いまや大震災といえば『東北』。
そんな今、あえてこれを今の時点で出版した意味とか、考えてしまったりして。

キーワードとして出てくる『回復』とか『強さににた何か』とか。
前に進もうとする強さとか。
震災とはまったくベクトルの違う小説だけど、底流に流れている心意気というか。
そんなの考えて涙が出ちゃいました。深読みしすぎか。

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| 森 絵都 | 22:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
架空の球を追う
評価:
森 絵都
文藝春秋
¥ 1,400
(2009-01)

女性ならではという感じ?
あるとき、ある瞬間に感じたことをサクっと切り取った短い物語。
短編というよりは、むしろショートショートに近い感じの短いものも。
「あ〜、なんかソレ、分かるわ〜」って思える感じ。
これ、男性が読んでもピンとこないのかもな〜。

『パパイヤと五家宝』が面白かったかな〜。
高級スーパーで見かけた優雅なマダムを真似て、同じものを次々とカゴに入れる女。
ソレなのに、最後の最後にお菓子コーナーで安っぽいお菓子を選んだ途端、我に帰るというもの。
そしてさらに最後にオチまでついてて。
アタシは「五家宝」ってお菓子を知らなかったんだけど、麩菓子的なものを勝手に想像しながら読んじゃった。

それから地味だけど後味のいい「彼らが失ったものと失わなかったもの」も好き。
スペインの空港でのほんの数分の出来事を、まるでファインダーをのぞくように描いている。
見知らぬ夫婦が、その空港のショップで買った箱入りのワイン。
その箱が弱くてワインが落ちて割れた。
その瞬間。そしてその後の夫婦の行動。
なんかスッと通った育ちのよさというかなんというか。
とても気持ちがいい。

ほかには、「夏の森」の感じも割と好き。
スーパーで売られているカブトムシを飼ってきて、森に放してやろうとする主婦の話。
なんかほほえましいというか、たくましいというか。
そのほかのものも、まぁ大ハズレはない。
なんか大したもんだな〜って思ってしまった。

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| 森 絵都 | 21:55 | comments(0) | trackbacks(2) |
君と一緒に生きよう
評価:
森 絵都
毎日新聞社
¥ 1,470
(2009-03-27)

森絵都サンの新刊が出てるの知らなかったわ〜。
などと思って何も考えずに読み始めたんだけど。
これはこれは。
なんとノンフィクションでした。

捨て犬を預かって里親に引き渡すボランティア。
そんな活動を通して、犬と人間との生き方を書いている。
犬を飼うというのは、命を大事に育てるということのほか、自らも育つという。
よく耳にしがちだけど、アタシは生き物を飼うことは考えたことがない。
とっても責任が負えない気がして。

そんなアタシには、ココに出てくるボランティアの人たちや里親となった人たちの言動は驚き。
何匹も犬がいる家に、さらに捨て犬を連れ帰るなど、ちょっと理解しがたい。
だけど、彼女らはそんなに深く思い悩むでもなく犬を我が家に迎えることが多いようだ。
やっぱし、ナニゴトも考えすぎはよくないのかもな〜。
などと思っているうちに、あっという間に一冊終わってしまった。
……でもやっぱり森サンの小説が読みたいな。

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| 森 絵都 | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
ラン
ラン
ラン
森 絵都

久しぶりの新作。
知らない間に発刊されていた。
最初はオカルトファンタジーかと思ったんだけど、全然違う方向に。
やっぱりこういう前向きでさわやかなのって、読んでて気持ちいい。
もちろんあっという間に一気読みです。

事故で家族を亡くし、天涯孤独の「私」。
彼女は「〜してたら」「〜しなければ」と、とにかく後ろ向きなヒト。
そして自分は正真正銘の不幸だと思っていて、他人と距離を詰められない。
だけどとにかくネガティブ全開という雰囲気でもなく、気ダル系?

そんな彼女が一人になってから唯一心を許した自転車屋のオジサン。
彼もまた孤独を抱えていて、お互いに心を通わせあったところで、オジサンが遠くに行ってしまう。
また一人ぼっちになってしまう……と思っていた彼女にオジサンは自転車をプレゼントする。
ちょっとした曰くつきの自転車はモナミ1号。

気落ちしていた彼女が、強引なオジサンに誘われてランニングチームに入る。
健康のため、ダイエットのため、いろんなきっかけを持った個性的な仲間。
そんな中、彼女が走る目的は、死んだ家族に会うため。
なんともまぁ後ろ向きなきっかけ。

いろんな出来事を乗り越え、彼女らのチームはなんとフルマラソンを目指す。
この過程で、彼女は走ることとあわせて前向きに生きることを学んでいく。
ちょっと変わった、でも心優しい仲間と一緒に。
運動音痴で5分も走れなかった人間が、そんなに簡単に40キロを越えて走るなんて……。
などと冷めたことを考えることなく、一気に読んでしまった。
いやいや。キモチのいいオハナシでした。

商品の詳細
引っ越してきたばかりの「私」は、相棒の自転車を買った自転車屋さんに通ううち、店主の紺野と自分の境遇が似ていることを知り…。
「カラフル」から10年。直木賞受賞後初の書き下ろし新作。
越えたくて、会いたくて、私は走りはじめた。直木賞受賞第1作。

単行本: 463ページ
出版社: 理論社 (2008/6/19)
言語 日本語
ISBN-10: 4652079338
ISBN-13: 978-4652079331
発売日: 2008/6/19


| 森 絵都 | 21:29 | comments(2) | trackbacks(1) |
DIVE!!〈1〉〜(4)
DIVE!!〈1〉前宙返り3回半抱え型
DIVE!!〈1〉前宙返り3回半抱え型

DIVE!!〈2〉スワンダイブ
DIVE!!〈2〉スワンダイブ

DIVE!!〈3〉SSスペシャル’99
DIVE!!〈3〉SSスペシャル’99

DIVE!!〈4〉コンクリート・ドラゴン
DIVE!!〈4〉コンクリート・ドラゴン

分かりやすくてものすごく単純なスポーツモノ。
児童文学と分類されているようだけど、ホントにこういうのってリアルタイムに読むとどう感じるんだろう?
本当に昔からあるスポ根モノという感じのものだけど、アツくてイヤだな〜的な印象はない。

中学生と高校生が、飛び込みという競技人口の少ない競技をしながら成長していく物語。
ごくごく普通のありふれた選手だと自覚していた中学生が、ある日現れたデキるコーチにその素質を見出されてオリンピックを目指す。
落ち込んだり、それを乗り越えてまっすぐ前を見たり。
さわやかすぎる。

もちろん、そんなに都合よすぎることなんて……と思わせる場面がいくつもある。
だけど、そんなのどうでもいいじゃないかと思わせる勢いがあるし、なんといってもそれぞれ個性的なキャラクターが素敵。
メインとなる中高生のダイバーはもちろんだけど、それを応援し、支え、見守る大人たちも。
なんといってもアタシが一番好きなのは、この自分勝手で自信家の鬼のような女性コーチだけど。

4冊をさくさくと読みきってしまい、難しい感想なんて書くのが面倒なほど。
可能性とか、前向きとか、努力とか、強い意志とか……。
あんまり得意じゃない単語だけど、それらをサラリと気持ちよく受け止めることができるような。
最後のオリンピックを賭けた競技会のシーンは、なんだかもうページを繰る手が止まらない。
そしてやっぱりスポーツっていいもんなんだな〜って。

ところでコレ、映画化されてるんだって?
知らなかったんだけど。
どっちに転ぶんだろうなぁ。
とりあえず読み終えたばかりの今の時点では、映像化されたものを見る勇気はないな〜。

内容(「BOOK」データベースより)
日本ではまだマイナースポーツの水泳競技『飛込み』。学園生活を送りながらダイビングクラブに通い、オリンピックをめざしはじめた少年ダイバーたちをドラマチックに描く!森絵都、初の「スポ根」小説。


| 森 絵都 | 18:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
ショート・トリップ
ショート・トリップ
ショート・トリップ
森 絵都

ここのところ調子悪いし、外は雨だし。
森さんの優しくてやわらかい小説であったかい気分になろうかなぁ……
なんて思って読んでみたけど、ちょっと思ってたのと違ってた。

旅にまつわる短いお話がいっぱい。
寓話風だったり童話風だったりで、シュールな感じやブラックな感じのものなど、バラエティに富んでいる。
だけどなんかなぁ。
穿った読み方をしてしまうせいか、たまに説教臭を感じてしまったりする。

っていうかやっぱりアタシは短編よりもしっかりと長い小説が好きかな。
中学生のころ(多分)、星新一のショートショートをやたらと読んでいた時期があったように思うけど。
短すぎると、逆にたくさん考えてしまって難しくなっちゃうか、何も考えずに読むとなんのこっちゃわからん状態になるか…。
というようなことで、実は超短編っていうのは逆に読む力というか体力がいるのかもしれないと気づいた。
そして、それはアタシにはあまり向かないことにも気づいた。


内容(「MARC」データベースより)どこまで行ける?
どこまでも行こう!
森絵都がおくる、「旅」をめぐる超短編集。
毎日中学生新聞に「Further sight 旅のかけら」として連載したものの中から40編を選び、加筆する。

単行本: 165ページ
出版社: 理論社 (2000/06)
ISBN-10: 4652071868
ISBN-13: 978-4652071861
発売日: 2000/06
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| 森 絵都 | 15:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
カラフル
カラフル
カラフル
森 絵都

これは森サンの王道をいく感じではないかしら。
とっても心温まるオハナシ。軽い感じで入り込ませて、ちょっとホロリとさせたり。
中高生向けのものなので、オトナが読むよりはその年代の子どもたちに読んでもらったほうがいいのは間違いないけど。
もやもやと気持ちが晴れないようなときに読むと、すっきりするようなストレートさがいい。

死んだ人間の魂が抽選にあたって(!)下界での再挑戦をするというバカげた設定。
その案内人である天使も、ちょっとコ悪魔的な感じでイイ。
ちょうど自殺して生死をさまよっていた「小林真」として生きることとなった彼は、そこで生活していくためにその「真」のことを知り、それから考える。
彼の生き方、死に方。

「小林真」としての生活の中でかかわりあう多くの人たち。
まずは家族、そして学校の同級生など。
彼ははじめ、世の中とか人間とは白とか黒とかっていうような色だと考えていた。
たとえば浮気をした母親は黒だとか。
だけど周りの人たちに少しずつ心を開くうち、それらは決して単色ではないことを知る。
明るい色や暗い色やいろんな色をみんなが少しずつたくさん持ってて、ときによってそれらのうちの一部が見えているだけ。
そんなことに気づいた彼は、再挑戦をクリアする。
……もともと読み始めたときから、この再挑戦クリアの答えは読めちゃう。
「多分そうだろう」と思いつつも、途中の彼の苦悩には一緒に心を痛めてみたりして。

自分ってなんなんだろう?
生きることってなんなんだろう?
なんてことを思ってしまいがちな年代ってあるよなぁ。

生きることより死ぬことを考えるほうが楽。なんてコトバに心が痛んだ。
最近のニュースではやたらと小中学生の自殺が取り上げられる。
なんなんだっ!!
ホントに腹立たしく、悲しくて、やりきれない気持ちになる。
こういう生きにくい時代を生きなきゃならない子どもたちにぜひ読んでもらいたい一冊。


内容(「BOOK」データベースより)

いいかげんな天使が、一度死んだはずのぼくに言った。「おめでとうございます、抽選にあたりました!」ありがたくも、他人の体にホームステイすることになるという。前世の記憶もないまま、借りものの体でぼくはさしてめでたくもない下界生活にまいもどり…気がつくと、ぼくは小林真だった。ぐっとくる!ハートウォーミング・コメディ。

単行本: 275ページ
出版社: 理論社 (1998/07)
ASIN: 4652071639


| 森 絵都 | 08:58 | comments(2) | trackbacks(3) |
つきのふね
つきのふね
つきのふね
森 絵都

コレ、結構好きな小説。
最初は中学生の心を描いた軽めの作品だと思って読んでいた。
けど、読み進むうち、もうちょっと深いような気がした。
不覚にも涙が出てしまった。

中学生のころのことって、あんまりしっかりと思い出せないんだけど、
このやたらと不安定な言動とか、あるひとつのことにとらわれて不安になる感じとか、
とっても切ない色でいっぱいの小説。

そのうえ心の病気っていう、これまたちょっと切ないテーマがからんでくる。
不安定要素だらけの中学生と、心を病む大人。
彼らをとおして、生きるっていうことをちょっと考える。

もう少ししてから読んでみると、また違った思いをするのかもしれない。
とってもいい小説。

出版社/著者からの内容紹介
自分だけがひとりだと思うなよ!
死ぬことと生きることについて考えてた。どっちがいいか、どっちがらくか、どっちが正解か。今までずっとそういうこと、考えてきた気がする。
あたしはちゃんとした高校生になれるのかな。
ちゃんとした大人になれるのかな。
ちゃんと生きていけるのかな。

内容(「MARC」データベースより)
死ぬことと生きることについて考えた。どっちがいいか、どっちがらくか、どっちが正解か。今までずっとそういうこと、考えてきた気がする。壊れやすい思春期の心を描く。

単行本: 226ページ
出版社: 講談社 (1998/06)
ASIN: 4062092093


| 森 絵都 | 12:59 | comments(2) | trackbacks(3) |


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