アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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ウエディング・ベル
評価:
五十嵐 貴久
実業之日本社
¥ 1,680
(2011-05-19)

これは、数年前の作品『年下の男の子』の続編。
あれは結構好きだったイメージなんだけど、今回はちょっとトーンダウンかな。
14歳年下の男の子から思いを寄せられ、付き合いだすも別れ……。
結局はまたヨリを戻して、今回は結婚に向けた問題に挑む二人といったところか。

問題といっても結局は年の差のことばかり。
親から反対されて、そのためにいろんな画策をする。
とはいえ同じコトばかりを繰り返し読んでいるような気がして、
もう少しテンポよく描くわけにはいかなかったのかな。

あと、同じ時期に仕事上でもトラブルが起きて、
というお決まりの流れだけど、
この主人公のネガティブなところが前面に出た感じの本作。
とはいえこのネガティブさは、アタシも同類のところあるので、共感はするんだな。
でもせっかくこうやって小説なんだから、ネガティブなところばかりが目に付くのは読んでて楽しくないから。

最終的にはまだウエディング・ベルはならない。
その手前で前を向いている時点でオハナシは終わる。
終わり方はポジティブな感じなので救われた感じかな。

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| 五十嵐 貴久 | 18:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
編集ガール!
評価:
五十嵐貴久
祥伝社
¥ 1,680
(2012-10-11)

表紙のイメージどおり、
ハッピーなお仕事モノです。

主人公は27歳女子。
入社からずっと出版社の経理部で勤務。
同じ会社の編集部にいる彼氏とはラブラブ。
提示に上がって、彼のためにご飯を作ったりして平和に暮らしている。

そんな彼女が、ワンマン社長の一言で編集長をすることに。
「全員が何か一つ提出すること」という社長の一言に従って
通販と雑誌のコラボだなんて適当な企画書を出しただけなのに。

出版社に勤めていながら、事務一筋。
編集のことなんて何一つ分からないのに編集長だなんて……。
ところがワンマン社長は言い出したらそれが覆ることはない。
つまり彼女に残された選択は、選択肢は編集長をやるか会社を辞めるかの2つのみ。

先輩や彼氏に相談しながら、なんとかとりあえずやってみることを決める。
そこへ集められた部下は4人。
その中に彼氏も入っているが、その他の3人は編集の素人ばかり。
勢い編集部にいた彼氏だけが便りという雰囲気になってくる。

彼は手馴れた感じで企画をたて、事業を進めていくが、
これに対して編集素人の新米編集長はどうもしっくりこない。
自分たちが作ろうとしているカタログ雑誌には合わない。
素人かもしれないが、それだけは分かる。
ところが彼氏はこれを聞き入れない。
……オトコってやっぱりちょっと面倒な生き物よね。

誰だってはじめは新米。
それがだんだんとその役割が身についてくるものなんだろう。
で、この新米編集長がだんだんと仕事の楽しさに気づき、
少しずつ周りに認められるようになっていく。
ご都合主義だなんだという言い方もできるけど、
やっぱりこうやってハッピーなのって読んでて楽しくていい。

で、エンディングがまた……。
そこまでやらなくたっていいんじゃないのかなぁ。
と思いながらも、まぁトコトン幸せな雰囲気でまとめようっていうのかなと思いながら読了。
明るいオハナシは、読んでるほうもちょっと前向きな気分になれていいですな。


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| 五十嵐 貴久 | 13:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
リミット
評価:
五十嵐 貴久
祥伝社
¥ 1,680
(2010-03-11)

AMラジオの深夜放送。
辛口でカリスマ性を持つ芸人が担当している番組。
その日は放送5周年のアニバーサリー放送。
そんな日の放送開始前、番組宛に自殺予告のメールが届く。
その番組のリスナーが、番組終了後に自殺するという。

なんとか番組で呼びかけて思いとどまらせたいと訴えるディレクター。
ラジオ局の上層部は、無視しろという。
そしてパーソナリティの奥田も、死にたいヤツは勝手にしろと投げ捨てるように言う。
ところが番組が始まった途端、奥田は番組の予定をすべて変更する。
畳み掛けるようにこの自殺予告者に呼びかける。

タイムリミットは番組終了までの2時間。
この間、奥田はとにかくその予告者に連絡をしてきて誤れと訴え続ける。
この放送に対して怒りまくる上層部。
「オレの番組だ」と譲らないパーソナリティ。

……とまぁ、こんな感じですかね。
悪くはない設定だと思うんだけど。
時間がない中で、果たしてどうやって思いとどまらせるのか。
最初のころは、そんなふうに思いながら読んでたんだけどね。

奥田は番組の中で怒りをぶつけるように、連絡してこいと訴え続ける。
この奥田のトークが、もうちょっとどうにかならなかったのかな。
語彙にどうにもカリスマ性を感じられない感じで。
とにかくまぁ、ただただ連絡しろと暴言まじりでしゃべり続ける。
でもたった一回きりの電話以降、まったく連絡してこない。
警察もいたずらの可能性があるため事件にできず手も出しづらい。
上層部は怒る。
ディレクターは責任を取れと詰め寄られる。
その繰り返しばかり。

半分ぐらいの短い小説にすれば、コンパクトに読みきれてよかったのかな。
などと素人なりに思ってみたりして。
あと、この奥田って芸人サン、
読みながらアタシが思い浮かべたのがダウンタウンの松本。

けどまぁ、終盤では、ラジオ番組の何たるかを問うような展開も。
リスナーとパーソナリティとラジオ局の関係性とか。
またパーソナリティとディレクターとの信頼関係とか。
そんな人間模様はちょっと面白く読めるんだけどね。
いかんせんこの内容でこのページ数は長すぎなんじゃないのかな。
途中であきてきちゃいそうでした。
全体としては悪くないせいで、逆になんかちょっと残念な一冊でした。



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| 五十嵐 貴久 | 20:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
交渉人
評価:
五十嵐 貴久
新潮社
¥ 1,785
(2003-01)

警察モノって、なんかサクサク読めるから好き。
これもまた、あっという間に読めてしまった。
交渉人っていうと、踊る大捜査線のスピンオフの真下をつい連想してしまったけど……。

FBIで研修を受け、国内での実績も文句なしというエリート、石田。
彼の下で研修を受けた女性警部が主人公。
彼女は研修中、彼に心を動かされながらも、気持ちを伝える前に異動となり、会計課で研修の成果とは無縁の生活を送っていた。

そんな折、病院での立てこもり事件に、突然彼女が起用される。
起用を申し出たのは石田。
彼のためにと現場で彼からの教えを守り交渉人としての役割を果たす。
ところが……。

これ、スピードもあって読みやすい。
だけどいかんせん伏線張りすぎなのかなぁ〜。
終盤はすっかり結末が予想できてしまった。
アタシはどっちかというと伏線に気づかずに読んでいて、終盤で「えぇっっ!」って思わせてもらいたいほうなので、ちょっとガックリ。
でもまぁ、楽しく読ませてもらえたので問題ナシか。


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| 五十嵐 貴久 | 17:58 | comments(0) | trackbacks(1) |
シャーロック・ホームズと賢者の石
実はアタシ、ミステリが好きだとかほざいてはいるが、シャーロック・ホームズに取り立てて興味もない。
原作なんて読んだ記憶がないし、コナン・ドイルにしたって名前を知ってる程度。
しかもその名前からも、下手したらマンガのあの少年の顔のほうが先に浮かぶほど。
そしてこの本のタイトルの後段なんて、あの魔法学校を舞台にした映画を思い浮かべてしまったし。

さて、そんなアタシがシャーロック・ホームズのパロディ(?)を読んでみたらどうなるか。
どうにもならなかった。
普通のミステリの、ちょっと王道っぽい感じのものという印象かな。
なんだか挿絵のホームズが悪人顔なので、そっちに気をとられてイイ人のイメージがつけにくい。

っていうようなことで、感想としてはごく少ない。
悪くはないけど、特にいいとも思わない。
シャーロック・ホームズとワトスンの有名なコンビを使ってみたかったんだろうけど。
別にほかの探偵と記者でもかまわないというか……。
つまり無知なアタシには、ホームズのカッコよさもすごさも通じないってわけ。

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| 五十嵐 貴久 | 15:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
誘拐
誘拐
誘拐
五十嵐 貴久

やっぱりこの人が書く小説って、すぐに映像が浮かぶ。
エンターテインメントとか意識して書いてるのかな。
2時間ドラマとかになりそうな雰囲気。

かつての首相が行った労働ビッグバンによって実際に社会の格差が広がっている。
方や無意味にお金持ち。方や非正規雇用で日々を繋ぐ。
そんな時代を背景にした小説というふうに思って読み始めた。
なんせ冒頭は、リストラ→一家心中→リストラを言い渡した男の悲劇なんて流れだし。
ところがそのリストラをするほうだった男が会社を去り、なぜか誘拐犯に。

誘拐の準備から終了までは、本当に楽しく読んだ。
首相にとってひときわ大きな韓国との調印式に標準をあわせて、首相にとって大事な大事な孫娘を誘拐。
調印の中止と30億円の身代金を要求した誘拐は、そのどちらの目的も達成されないまま人質は無事に釈放される。
犯人の本当の目的はその2つのどちらでもなかったから。

っていうような筋書きだけど、なんだかその本当の目的のアタリがぼやけてしまう。
で、何がしたかったのかな?
首相のインタビューを通した代々的なインサイダー取引ってことなんだけど、それって大掛かりな誘拐をしてまですることだろうか?
などと考えてしまったりもするが、まぁ面白いからいいかって感じ。

最後に本当の首謀者が判明するが、これはもう誘拐される段階で分かっている。
だけど、そんなことすっかり忘れて、ただただ犯行の様子を追ってしまっていた。

ミステリを読んでいて、最後のどんでん返しで、「うわ〜!そうだったのぉ!」って騙されたことに嬉しく思うことは多いけど、今回はなんか「あ、そういえばそうだった」っていって、すっかり忘れてたことを思い出す感じ。
なんだかマヌケな感じだけど、それもまた快い感じに思えて。

出版社 / 著者からの内容紹介
現職総理大臣の孫が誘拐された。
犯人は旅行代理店をやめたばかりの秋月。
いわゆる「普通の」男が、なぜ大それた事件を起こしたのか。
秋月の要求は政府を混乱の渦に落とし込む。
現代ならではの身代金奪取の方法も読みどころのひとつ。
“ミスター・エンターテインメント”の名をほしいままにする著者が描く誘拐劇。
ベストセラー『交渉人』を凌ぐ面白さ!

商品の詳細
単行本: 452ページ
出版社: 双葉社 (2008/07)
ISBN-10: 4575236268
ISBN-13: 978-4575236262
発売日: 2008/07

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| 五十嵐 貴久 | 10:29 | comments(0) | trackbacks(8) |
年下の男の子
年下の男の子
年下の男の子
五十嵐 貴久

ものすごく分かりやすい恋愛小説。
もう最初のアタリで結末が見えるっていうほどの分かりやすさ。
そしてもちろんハッピーエンド。
やっぱり恋愛モノはこうでなくっちゃ。

37歳独身。食品会社勤務。
彼女がちまちまと繰り広げる14歳年下の男の子との恋愛物語。
14歳年下ね〜。
自分の周りで考えてみたけど、誰がその年代にあたるのかさえわからない。
興味がないというのは恐ろしいものだ。
10コ離れるともう、誰が何歳なのかってことさえわからなくなってしまう。

そんな年下の男の子と仕事上で知り合い、なぜか好意を寄せられる。
彼女も彼のことを憎からず思っているものの、この14歳の差が気になってしまう。
彼女が揺れてとまどって遠ざかろうとする気持ち、すごくよく分かる。
今はいい。今は彼が自分を好きでいてくれる実感もある。
だけど明日は?来月は?一年後は?ましてや10年後だなんて……。
そのうちに彼が自分から離れていってしまう不安。
不安というよりは、その結末は確実なものだと考えてしまう。
非常に分かるよね〜。

自分はものすごく普通で、とりたてて人より抜きん出ているような人間でもない。
その上相手は若くていい人で、外見もソコソコと来たら、尻込みしたくもなるだろう。
そうして自分なりに結論を出して彼と別れたあと、歳も釣り合うものすごく好条件の相手から好意を寄せられる。

さて、この状況でどう転ぶか、どちらを選ぶか。
読みながら、すでに先は読めている。
この単純さ。少女漫画的な展開。
よいではないか。

誰かに好かれることとか、誰かに大事にされることももちろん素敵なことだろう。
特に女の子は、好きな人に大切にされたいものだし。
だけど、将来ずっと一緒にいようと思ったとき、これがちょっと変わってくるのかもしれない。
誰かのことを好きでいることのほうが大事なのかなって。


内容紹介
銘和乳業勤務のわたし(川村晶子)は37歳にしてマンションを購入。
契約翌日、新製品の健康ドリンク「モナ」の宣伝用フリーペーパーをめぐってとんでもないトラブルが発生。
肝心の価格欄が空白のまま刷り上ってしまったのだ。
配布を翌日に控え、徹夜で空白部分にシール貼りをするしかない。
担当者のわたしは、ピーアール会社の23歳の社員・児島くんと夜を徹してのシール貼り作業を敢行。な
ぜか二人は話が合ったのだが……。
年齢差14歳のわたしと児島くんの恋はどうなるの?
女優・浅野ゆう子さん絶賛。あ
なたの恋愛を元気にしてくれるハートウォーミングストーリー。

単行本: 382ページ
出版社: 実業之日本社 (2008/5/16)
言語 日本語
ISBN-10: 4408535303
ISBN-13: 978-4408535302
発売日: 2008/5/16

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| 五十嵐 貴久 | 23:20 | comments(0) | trackbacks(2) |
1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター
1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター
1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター
五十嵐 貴久


この人の本は久しぶりに読んだ。
今日は夕方から何もすることがなくて、ブラリと図書館に出かけて借りてきたもの。
そしたら思いのほか面白くて、あっという間に読んでしまった。
40代半ばのオバサンたちが主人公のバンドもの。
映画であった「スイング・ガールズ」だっけ?あれのオバサン版みたいな感じ?

っていうか最初は専業主婦の鬱屈した日々と、その幼馴染に自由奔放な生き方とが対比されて描かれていて、この二人の間になんかハプニングでも起きるのかな〜と思って読んでいた。
中盤まではそんな感じで続いていて、このタイトルとはどう関係するんだ?と訝り始めた矢先、ある日突然彼女らはバンドを組むことになる。
それはバンドごっこなんだけど、途中はスポ根モノ風の練習ありで最後はライブシーン。

そういえば、この1995年はショッキングな年だった。
神戸では大地震が起き、都心では地下鉄にサリンが撒かれた。
そんな大事件が起きている世の中で、息子が中学浪人していることだけが最大の悩みだという主婦。
そんな彼女がバイトをはじめ、バンドもはじめ、少しずつ視野が広くなっていく感じがとても気に入った。

最後のライブでは、彼女がステージの上でロックな言葉を吐きまくる。
このシーンでは、恐ろしくベタな言葉が次々と出てくるけど、やっぱりどれもが気持ちよく入ってくる。
そしてやっぱりこういうのちょっと感動しちゃうのよね〜。
「失敗して何が悪い?失敗したらやり直せばいい」
「泣いたあとにどうするか。それが私たちの何かを決めていく」
そんな当たり前で大事なこと、アタシも忘れないように生きていきたい。

行動範囲が狭い主婦。
そのうえできるだけ面倒なことにかかわりたくないという性格。
子どものころからずっと優等生で生きてきた女。
どこにでもいそうな40代半ばの女性。
ちょっとしたきっかけで世界は広くなり、自分の気持ちを大事にすることができるようになる。
そんな単純さが読後感をますます良くさせるんだろうか。

あー。でも一番カッコいいと思ったのは彼女の夫。
無口で職人型の研究者で、なんと広報なんて部署に飛ばされちゃうんだけど。
彼女が夫と息子にバンドやってることを打ち明けるシーンがいい。
実は浪人中の息子が受験しようとしている高校が主催する震災チャリティライブに出演することから、内緒にはしておけなくなったといういきさつからの告白シーンだ。

息子は、世の息子たちの代表選手のように自分中心の考えをぶちまける。
オバサンがロックなんてバカじゃないの?
同級生もいる学校でなんでそんな恥ずかしいことするんだ?
母親がみっともないことして、自分の受験に差し障ったらどうしてくれんだ?とか。
あまり多くを語らない夫は、短いけどとてもカッコいいことを言う。
そんなことでお前を落とすような学校なら行かなくていい。
お父さんはお母さんをカッコいいと思う。
お母さんをかっこ悪いというヤツは、お父さんは許さない。とか。
「……ロックンローラーな旦那だね」と友人が締めくくるこの一連の会話は、ものすごく好きだな〜。

商品の詳細
単行本: 339ページ
出版社: 双葉社 (2007/10)
ISBN-10: 4575235911
ISBN-13: 978-4575235913
発売日: 2007/10


| 五十嵐 貴久 | 00:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
TVJ
TVJ
TVJ
五十嵐 貴久


テレビ局ビルが武装集団に乗っ取られる。
社員の女性が、ものすごい運と不運をもって、これに立ち向かっていく。
……まさか女版ダイハードとか意識してる?しかもお笑い方面を増殖させて。
特に後半はそんなこと思いながら読んだ。

まぁ、リアリティとしては皆無に等しい。
なんてったってこの犯罪そのものがリアルじゃない。
こんなに大騒ぎしなくても、もっとスマートにできるはずの犯罪だし。
そうそう。オーシャンズとかみたいにスマートにカッコよく。

そのうえ、主人公の女性を除いて、その他のキャラクターがなんだかぼんやりしている。

彼女の婚約者にしても、(いったいこの男のどこがすきなんだろう?)と思いつつ、そのうち彼のよさがわかる場面でも出てくるんだろうと思っているうちに結局そのまま。
そして犯人グループにしても、なんとなくビシっという背筋が見えないし。
そのうえ大事な役割を担って登場したと思った交渉人。まぁ彼のキャラはそこそこ立ってたものの、事件解決に向けてのキーマンであると期待させておきながら、働きとしてはイマイチ。

などと書き連ねるとかなり気に入らなかったように見えるが、実は思いのほか面白かったんだから笑っちゃう。
そこそこのスピード感といい、動きといい、中盤からはどんどんページが進む感じ。
とにかくもう、やたらとご都合主義なのね。
そういうのももう、気にすんな的に進んでいく力業。
なんていうのかなぁ……。
リアリティ?そんなの関係ねぇ!とかいう感じ?
ドタバタと大騒ぎして、ショボく解決して、そして最後はベッタベタなハッピーエンドを迎える。
嗚呼。素晴らしきバカバカしさ。

内容(「BOOK」データベースより)
25階建ての威容を誇るお台場のツインタワー「ニュー・ミレニアム・ビル」に拠を構える民放・テレビジャパンが、銃火器で武装した集団にジャックされた。
人質となった局員の命をかけて、警察と犯人の緊迫した交渉が続く中、経理部員の高井由紀子は偶然の巡り合わせから、一人だけ犯人による拘束を免れる。
30歳の大台を前に、切望していた華燭の典の目処が立ったばかりの由紀子だったが、肝心の婚約者は人質の中に―。
愛する婚約者を奪還せんと、ヒロインの「ダイ・ハード」ばりの活躍が始まる。

単行本: 367ページ
出版社: 文藝春秋 (2005/1/15)
ISBN-10: 4163236503
ISBN-13: 978-4163236506
発売日: 2005/1/15
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| 五十嵐 貴久 | 20:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
2005年のロケットボーイズ
2005年のロケットボーイズ
2005年のロケットボーイズ
五十嵐 貴久
これはさわやか。いまどきの青春モノかな。
やっぱりなんだかんだいっても
高校生なんかの若いコたちが、
何かに向かって一生懸命取り組む姿ってのは
どう転んでもさわやかでいいね。

地味で友達の少ない高校2年生男子が主人公。
ひょんなことから、キューブサットという
衛星通信機器を飛ばすコンテストに出るハメになり、
到底自分でナントカできるわけない主人公が、
いろんな理由から手伝ってくれる仲間を増やし、
紆余曲折の末、最終的にはコンテストより
さらに一歩踏み込んで、本物のロケットに
キューブサットを積んで放出するという
壮大な夢を実現させるというお話だ。


出てくる高校生はみんな、非常に個性的。
一人ひとりの個性が、いい具合に活かされながら、
ハナシが進んでいくのだ。
この作者、初めて読んだんだけど、上手ね。

最初はなんとなくダラダラ読んでいて、
なかなか進まない状態だった。
主人公のウダツがあがらないのだ。
なんとなくパッとしない主人公に
なかなか肩入れできないまま読み進んだ。

ところが、中盤以降、上の説明で行くと
紆余曲折のあたりからはもう面白くてやめられない。
結局明け方4時ごろまでかかって読破してしまった。

いや〜いいね。コレ。
夢があって、前向きで。
でもやっぱり出てくるコたちは、
すごく個性的ではあるものの、いまどきのコたちで。
読んだあとはいい気分で、そのままお昼まで寝ました(~_~;)


| 五十嵐 貴久 | 10:08 | comments(0) | trackbacks(1) |


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