アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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危険なビーナス
評価:
東野 圭吾
講談社
¥ 1,728
(2016-08-26)

ここ数年、めっきり本を読む時間が減っている中、

久しぶりの東野さんの小説を楽しみにしていたんだけど。

なんだかちょっと残念な感じに終わってしまった。

 

家族とほとんど付き合いをしていない動物病院に勤める男が主人公。

弟の妻だという女が突然連絡をしてきて、その弟が失踪中だとか。

その弟の失踪を隠しながら、久しぶりに家族たちと会っておきるあれこれ。

 

読むのはホントにサクサクと読める。

なんとなく読んでいるうちにあっという間にページが進んでる感じ。

だけど、オチがこれですか…。

なんていうのかな〜。

推理小説としてもパッとしないうえに、人間味の部分もどうにも…。

つまらないわけでもなくて、悪いわけでもないんだろうけど、

後味ガッカリな一冊になってしまった。

次に期待したいところ。

 

 

 

 

 

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| 東野 圭吾 | 12:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
ラプラスの魔女
評価:
東野 圭吾
KADOKAWA/角川書店
¥ 1,814
(2015-05-15)

久しぶりに読んでみた東野さんの小説だったけど、アタシが好きな系統とはちょっと違ってたみたい。
プラチナデータとかああいう感じ?
SFっぽいっていうか、超能力みたいなのってなんかアタシにはしっくりこない感じ。
次に期待ってところか。
猟奇的な殺人を犯す人は脳の一部が違うっていうのは、確かにニュースを見てると想像するけどな〜。

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| 東野 圭吾 | 19:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
疾風ロンド
東野サンのいきなり文庫第2弾ですね。
またも冬山を舞台にしたもの。
生物兵器が雪山の一角に隠されている。
早く見つけて取り出さないと、広く被害が及ぶ。
その兵器は隠れて作られたため、警察を頼ることはできない。
捜索に向かうのは、その研究所に勤めるオジサン。
スノボ好きの息子とともに、ゲレンデで悪戦苦闘する。
それを横取りしようとする同じ研究所の人物も出てきて……。

まぁ、気持ちよくサクサク読むことはできた。
確かにテンポも悪くないし、つまらないわけではないけど。
やっぱりなんか物足りない。軽すぎる感じ?
いろんな人が出てきてドタバタがあったり、展開も二転三転。
二時間ドラマとかにしたら面白いのかもしれないけど。

最後のオチはちょっと面白いかな。
でもでも。
東野サンにはもうちょっとじっくり読めるようなのを期待してしまうな。


内容(「BOOK」データベースより)
強力な生物兵器を雪山に埋めた。
雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。
場所を知りたければ3億円を支払え―
そう脅迫してきた犯人が事故死してしまった。
上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、息子と共に、とあるスキー場に向かった。
頼みの綱は目印のテディベア。
だが予想外の出来事が、次々と彼等を襲う。
ラスト1頁まで気が抜けない娯楽快作。


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| 東野 圭吾 | 14:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
祈りの幕が下りる時
評価:
東野 圭吾
講談社
¥ 1,785
(2013-09-13)

驚くほど久しぶりの更新です。
忙しさにかまけて、本を読む機会も減り、
読んだ本をこうやって書き留める時間もなく。
すでに夏以降に読んだ本、忘れてしまっている。

久しぶりに書いてみるのは東野圭吾氏の新作(かな?)
もういつ発刊されているのかとかいう情報もあまり分からなくなってるし。
東野サンの新刊が出るたびに読んでいるが、以外にアタシの評価が上下しがちなので、
少し心配していたところだけど、なんとなく読み始めたら加賀恭一シリーズですやん。
この毛色の東野サン、わりと好きなはずだった気がする。

で、読む。
ものすごく久しぶりの一気読み。
近頃の東野サンの作品の中では、上位かな。

出てくるのは、とても心の強い女性と、心優しい人と、人でなし。
それに紳士な刑事。
人の気持ちの深いところをサラリと描いたもの。
作者ならではといった感じかな。

親子の関係や愛情を中心にしながら、
しかも今回は加賀サン親子の話が深くかかわっている。

曽根崎心中をモチーフにした舞台を演出する女性が被疑者。
そして彼女の周りで殺された人。
推理としては、まぁビックリするような内容でもなく、
被害者のすり替えにはすぐに気づくと思うけど。
なんせその状況とか決断の悲しさがたまらない。
推理が進むにつれて気づく。舞台が複線となっていたなんて。


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| 東野 圭吾 | 18:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
夢幻花
評価:
東野 圭吾
PHP研究所
¥ 1,680
(2013-04-18)

昭和初期の普通の幸せな家庭の描写から始まる。
そのつぎには今の時代になっていて、
ここでも別々の家庭のことが描かれていたりで、
これらがどんどん繋がっていくんだろうな〜と思いながら楽しく読みました。

全体的な感想といえば、もう一押しほしい感じの一冊。
読みやすさゆえに、淡々と読んでしまうのかな。

この小説の底流に流れるのは「負の遺産」かな。
代々続く警察一家で、一族の負の遺産をそれぞれの代の長男が引き継ぐ。
う〜ん。この世襲制みたいなの自体がちょっとピンと来ないな〜。
っていうのが最大の物足りなさかな。
それともうひとつ。犯行の動機にもピンと来ない。
もちろん殺人の動機なんて、共感できるわけではないだろうけど、
それにしてもちょっとぐらい「わかるわ〜」的なことがあってもよくない?

とはいえ、やっぱり心理描写とか、駆け引きとかも面白い。
つぎに期待ということで。

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| 東野 圭吾 | 13:03 | comments(0) | trackbacks(1) |
禁断の魔術 ガリレオ8
評価:
東野 圭吾
文藝春秋
¥ 1,470
(2012-10-13)

このシリーズ、湯川教授の視点がいつもいい。
短編が8作品もとなると、このタイトルのつけ方も結構大変なんだろうな。

今回も4編。
「透視す(みとおす)」「曲球る(まがる)」「念波る(おくる)」「猛射つ(うつ)」。
どれも湯川先生が、被害者の思いを科学者の目線で読み解いていくというもの。
ただ、今作は最終章の「猛射つ」がずば抜けている。
前3章ももちろん悪くはないんだろうけど。
最後のコレには参りました。

大物代議士に向けられた照準の発射ボタンを握っているのは湯川教授。
「自業自得だ。教え子に正しく科学を教えてやれなかったことに対する罰だ」
科学者としての湯川教授の矜持を改めて目の当たりにした感じ。
これぞ東野氏の湯川モノといったもの。

まだまだ東野サン、期待しちゃいますね、


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| 東野 圭吾 | 14:35 | comments(0) | trackbacks(3) |
虚像の道化師 ガリレオ7
東野サンの小説はなんだかとっても久しぶりに読んだ気がする。
といってこの日記を見返してみると、4月に読んだナミヤ雑貨店が最後か。
半年以上ですな。

で、コレ。
ガリレオシリーズは実はそんなに好きなシリーズではない。
もちろん人物は魅力的だし、発想はいつも「へぇ〜」って思うけど。
もうちょっと人間ドラマが描かれてるほうが好きなもんで。

ただ久しぶりに読んだこのシリーズだが、なんだか印象が違う気がする。
アタシのこのシリーズに対する印象は、もっと淡々としていて、
現象からみる推理に重きが置かれた感じなんだけど。
湯川教授ってこんなに人間っぽい感じだっけ?
なんだかドラマのせいで、読んでいるとあのドラマのキャストの顔が浮かんでしまう。
まぁそのせいでアタシにしてみれば読みやすいていえばそうなんだけど。

今回もタイトルはいつもの感じ。
 幻惑す(まどわす)
 心聴る(きこえる)
 偽装う(よそおう)
 演技る(えんじる)
という4作品。
半分は、不可解な現象を読み解こうというもので、
あと2つは、現象から犯人の心理を読み解こうというものって感じかな。
なので、後半の2作品は,東野さんの長編小説の雰囲気もちょっとだけ漂う。

4つの小説が単独で簡潔するし、また読んでいて確かに面白い。
この作者のサクサクと読ませる力って、ホントにすごいなと思う。
じっくりと読書を楽しむ時間が取れないときなんかには打ってつけのシリーズかも。


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| 東野 圭吾 | 15:44 | comments(0) | trackbacks(2) |
ナミヤ雑貨店の奇跡
評価:
東野 圭吾
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,680
(2012-03-28)

いろんな相談に乗ってくれる雑貨店。
実はその相談はちょっとした奇跡のうえに成り立っていた。
最初は所謂あったかい相談屋さんだった雑貨店のおじいさん。
このあたりの相談とおじいさんの答えは、『生協の白石さん』のイメージ。
どんな些細な相談にも、誠実に大真面目に丁寧に、そして一生懸命答えようとする姿がステキ。
その雑貨店には不思議な時間と空間の流れがあって……。

最後の章で、この不思議な奇跡がカチリと収まる感じ。
上手だな〜と思ってしまう。
相談って、実は答えを導いてほしくてするんじゃなくて、
自分の答えに対して背中を押してほしくてするんじゃないのかな。

しかしこの作品、東野サンじゃなくてもいいんじゃないのかなぁ。
ほのぼの系の得意な作家さん、たくさんいるじゃないの。
東野さんには、もうちょっと重厚なの、期待しちゃうな〜。


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| 東野 圭吾 | 20:39 | comments(0) | trackbacks(1) |
歪笑小説
うわっ!東野サンの新作出てんじゃないの〜!
って気づいて早速買ってみた。
またいきなり文庫……。

このタイトル、なんかみたことあるな〜って思ったけど、
小説家のまわりの人らのシリーズでした。
黒笑小説でしたっけ?あんまり好みじゃなかった記憶がある。
似たようなタイトル。一目で分かってもよさそうなのに。
なぜタイトルをみてすぐ気づかない?アタシ。

で、これ。
ブラックユーモア小説って感じでしょうか。
編集者と小説家の関係を面白おかしく描いているが、
実はところどころ深く慈愛に満ちたところもあったりして。
小説というものに対する慈愛というのもなんかヘンだけど、
どうにもそんなふうに受け取ってしまった。

本が売れなくなって久しいという。
出版社はどこも悪戦苦闘しているとも聞く。
特に文芸書が売れないと。
売れない→売れるものだけ作る→文芸書が発刊されにくくなる→アタシ困る
という図式が浮かぶ。

今の世知辛い世の中の縮図のようだ。
会社なんかでもそう。
必要な人材、即戦力になる人材を求める企業。
古きよき日本の企業の、いわゆる人材を育てるという部分が省かれる昨今。
しっかり育てられなかった人材ばかりになり、いざというときには対応できなくなる。
そんな不安をアタシもたまに感じたりする。
この文庫本を読んで、小説家も同じなんだな〜などと思ったりして。



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| 東野 圭吾 | 20:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
マスカレード・ホテル
25周年記念の3部作というののこれが最終版かな。
25年も作家やってんですね。すごいですね。
この3部作、最初の『麒麟の翼』は加賀恭一郎、
次の『真夏の方程式』は湯川学と
シリーズモノの主人公が出てきているが、
この3作目は違って、若い刑事が登場。

都内で起きている連続殺人事件。
次の事件が起きる場所が推理された。
それは都内の高級ホテル。
このことから刑事がホテルに従業員として潜入操作をする。

この作戦で、ホテルのフロントに配置された新田。
そこで彼の上司となるのは山岸。
彼女はとても優秀なホテルマンで、仕事に責任と自信を持っている。
自分はそこで操作をするだけで、ホテルマンとして働くわけではないと思っている新田。
最初は反目しあう二人だが、一緒に行動する間に、少しずつお互いの仕事を知り、相互にその仕事への姿勢に一目置くようになる。

この小説で描かれるのは、割と人間模様の部分が多い。
ホテルに訪れるいろんな人たち。
やたら横柄な人や理不尽なクレームなどに、ホテルマンはどう対応するのか。
この小説を読んでとっても感銘を受けた。
東野サン、すごくホテルのこと取材したんだろうなぁ。
アタシも明日、ちょうどホテルに泊まる予定になっている。
ホテルマンたちのさりげない気遣いと言動を意識しちゃいそう。

一方、新田の属する警察組織はどうか。
ここにはここ特有の難しさや歯がゆさがいっぱい。
新田が自分のことを駒だと表現したように、組織と自身とで見解が違うときは、組織の命令に従うしかない。
ただ、そんな中、彼の相棒がとてもいい動きをしていて、いい味を出している。
「踊る〜」の和久サンを思い起こすような感じの。

と、人間関係のことばっかり書いてるんだけど、
ミステリとしてこの小説を読むとどうか。
う〜ん。悪くはないんだけどなぁ。
なんか唐突な感じを受ける。
ホテルでいろんなお客様に接するいくつかのシーンが、全部伏線になっていたというツクリ。
こういうツクリは嫌いじゃないんだけど、ちょっと強引さが目立つ気がして。

この新田が主人公でシリーズ化するのかしら……。
東野圭吾という名前のせいで期待が大きくなりすぎるというのは否めないんだけど、
それにしても、やっぱり東野サンには、もうちょっと厚みとか深みとかを期待ちゃうし、期待したいなぁ。


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| 東野 圭吾 | 22:26 | comments(0) | trackbacks(1) |


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