アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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コンビニ人間
評価:
村田 沙耶香
文藝春秋
¥ 1,404
(2016-07-27)

なんとなくタイトルだけで選んだけど、聞いてみるとよく売れてるらしい。

芥川賞とったから?

 

あっという間に読めてしまうんだけど、面白くはなかったな〜。

なんだろう、コレ。

最初はいい感じで読み始めたんだけど、途中からなんだか読みながら落ち着かない。

不安定な感じがどんどんひどくなってきて、最後にはなんだかなぁって感じ。

 

社会に上手くなじめない人の生き方を、周りがとやかくいうなってことなんだろうけど、

なんせ途中から出てくる男の言うことは、何一つ共感できなくてただ社会に対する愚痴だけみたいで。

この主人公の気持ちは分からなくはないけど、言動は理解できない。

この手の人たちとは、仲良くなれないんだろうな〜。

 

読んでて面白いと思えないのは、読書は娯楽だとしか思ってないアタシにはつまんない。

 

 

 

 

 

 

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| その他のマ行の作家 | 16:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
ポイズンドーター・ホーリーマザー

長編のイメージの湊さんだけど、これは6編が入った短編集。

だけど、このなんかドロリとした雰囲気とか、語り口とかは、まさに湊さんらしい感じ。

どうなるのかと気になってどんどん読み進めたくなる感じだけど、相変わらず後味はけっして良くない。

 

姉と妹、男と女、母と娘。

とにかく人間って、それぞれ見方とか感じ方とかが違うから。

同じものを見ても、同じ場面に遭遇しても、思うことはまったく違ってたりする。

そして、中でもオンナっていうのは難しい生き物だな〜とつくづく思う。

 

母と娘の関係っていうのは、実に微妙なものなのかもしれない。

母親の圧力のせいで、自分を押し殺してきたという娘。

果たしてそれは本当にそうなのか。

毒母なのか、逆に毒娘なのか。

 

 

 

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| その他のマ行の作家 | 12:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
リバース
評価:
湊 かなえ
講談社
¥ 1,512
(2015-05-20)

このヒトの小説はオモシロイな〜と思う。
猜疑心とか嫉妬心とか、善だけではないヒトを描くのも、リアリティがあってイイ。
そして何より、伏線を意識しつつ読んでいるのに、それでもなお最後の最後にこういうの持ってくるところが。

むかーし、デザインの先生がよく言ってたコトバがチラリと頭をよぎる。
『快い期待の裏切りほどステキなものはない』





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| その他のマ行の作家 | 12:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
羊と鋼の森
評価:
宮下 奈都
文藝春秋
¥ 1,620
(2015-09-11)

本屋大賞のコレ、読みました?
といって隣の席のコが貸してくれた。
あーあ。
本屋大賞にさえピンとこなくなっている自分に苦笑いしながらありがたく貸していただいた。
羊と鋼っていう文字を見ても、ちっともピアノに結びつかなかったアタシだけど。

すごく静かで情緒的な小説。
見えないものなのに、すごくキレイに見えるみたいな文章。
もっとゆったりと静かで落ち着いた気分のときに読むべきだったかもしれない。

素直で素朴ないわゆる草食系の青年がピアノの調律をしながら育っていくって感じのハナシ。
さらさらと気持ちよく読めるけど、なにやら物足りなかったり。
この世界観に慣れていったのか、ハナシ自体がそうなのか、終盤に向かってよくなっていく。
披露宴会場のレストランにいる人たちの明るい雰囲気が見えて軽やかなピアノの音が聴こえるみたいな。
ふわりと柔らかい気分になって読み終えるのってイイ。


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| その他のマ行の作家 | 07:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
豆の上で眠る
評価:
湊 かなえ
新潮社
¥ 1,512
(2014-03-28)

湊かなえさん。
どの本を読んでも独特の雰囲気があっていいですね。

大学生の女性が主人公。
地元を離れ、喫茶店でバイトをしているごく普通の子。
彼女が小学生のころからずっと心にひっかかっている何かがある。
それが何なのか。
小学生のころの話がメインでありながら、途中にはさまれる現在の彼女の様子。
彼女のわだかまりにたどり着くために、どんどんと読み進めていくことになる。
そんな勢いであっという間に読み終えてしまう感じの一冊。

小学生のころ、大好きだった病弱の姉。
彼女がある日突然行方不明になった。
娘が行方不明になった家族の言動や周囲の反応。
もちろんそんな場面はテレビのニュースで何度かみたことあるし、
なんとなく想像はつくものの、やっぱり当事者の辛さは計り知れないんだろう。

ところが2年後、突然姉が戻ってきた。
姉といわれれば姉なのに、なぜかどうしても受け入れられない彼女。
父母以外の親戚も少し訝り、DNA鑑定までして、科学的にも家族と証明された。
それでもなお、彼女だけは帰ってきたその子を以前の姉と同一人物だとは思えないまま大人になる。

母親が入院したという知らせを聞いて地元に戻った彼女。
実家には父と姉がいるはずの実家。
そこで彼女が知る事実は、ありがちといえばありがちだけど、ちょっとビックリ。
だって、ちょっとなんだかムリがないですかね〜。

湊さんの小説なんで、あまりハッピーエンドは期待していないけど、
どうにもモヤモヤがひどくなって終わったような…。
これが湊さんの小説だといえば、そうなんだけどね。

けどま、こんだけ読ませる力ってスゴイと思う。
「なんで?」とか「どうなるん?」とか気になって、つい本を開けたくなるんだから。



| その他のマ行の作家 | 15:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
高校入試
評価:
湊 かなえ
角川書店
¥ 1,470
(2013-06-28)

以前に放映されたテレビドラマらしい。
これはよくあるのとは逆で
まずドラマの脚本として湊さんが書き下ろしたものが
小説化されたというものだそうだ。
で、ドラマとは違う結末なんだそうだ。
いかんせん、そのドラマを見てないもんで、
これについてはなんともいえないけど、
アタシは小説のこの終わり方は好きかな。

で、小説だが、普通に面白く読んだ。
一冊のほとんどが、たった1日の出来事。
県内の有名な公立高校の入試日がその日。
「入試をぶっつぶす!」というのがキーワードなんだろうけど、
アタシが気になった言葉は違ってて
中身が分からない箱は、蓋を開けられないならぶっこわすしかない
という意味の台詞。

入試妨害を企てた、あるいはそれに手を貸した理由には
高校入試というシステムを問うためにだとか、
入試をきっかけに人生が変わってしまうことに対する復習のためとか、
それぞれいろいろな思いが折り重なっていて、
だけど最終的には、大きなものへの抵抗はなかなか効果が現れなくて。

内容はそんなに複雑ではなくて、
入試妨害が起きたうえ、受験生のモンスターペアレンツが押しかける。
それに対応する教師たちの様子やらを描いたもの。
それぞれのシーンが登場人物の目線によって描かれているんだけど、
各人物のキャラがそんなにきちんと理解できないまま進むため、
途中で「あれ?だれだっけ?」となることもあったりして、
ちょっと読みづらいという印象もなくもないけど。

学校側の対応は、正しいということはないが、逆に特別でもなくて、
一般的に学校の対応ってこんな感じでしょっていうもの。
ただやっぱり、同窓会会長とか県議の妻だとかいう、
入試にはまったく関係のない肩書きを振りかざして
クレームをつける親たちへの対応は
読んでいるだけで腹立たしいけど、
親が親なら子どもも子どもなんだなっていう家族像が見えてくる。

湊さんならではの雰囲気と視点があっての作品だと思う。
組織とか自分の評価とか、立場とか責任のとり方とか、
いろんなものに対する疑問をボンって投げるような。



内容(「BOOK」データベースより)
県内有数の進学校・橘第一高校の入試前日。
新任教師・春山杏子は教室の黒板に「入試をぶっつぶす!」と書かれた貼り紙を見つける。
そして迎えた入試当日。
最終科目の英語の時間に、持ち込み禁止だったはずの携帯電話が教室に鳴り響く。
さらに、ネットの掲示板には教師しか知り得ない情報が次々と書き込まれ…。
誰が何の目的で入試を邪魔しようとしているのか?
振り回される学校側と、思惑を抱えた受験生たち。
やがて、すべてを企てた衝撃の犯人が明らかになる―。

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| その他のマ行の作家 | 14:05 | comments(0) | trackbacks(1) |
望郷
評価:
湊 かなえ
文藝春秋
¥ 1,470
(2013-01-30)

湊かなえさんにしては珍しい印象の短編集。
なんとなく長編のイメージが強くて。

連作集ではないけれど、どれも同じ島の中の人々を描いたもので、
印象としてはなんとなく連作っぽい雰囲気。
小さい島に生まれ暮らす人たち、また島を出て行く人たち。
人のつながりがあったかくもあり、うるさくもあり。
そんな狭い世の中を疎ましく思いながらも、どこか愛着もあり。

そこで繰り広げられるちょっとしたサスペンス風のもの。
短編のせいか、インパクトの強い作品が多い湊さんにしてはあっさりした感じだけど、
どれも湊さんらしさはどこかにきちんとあって、アタシは好き。
そして6編それぞれ趣向は違うけど、登場人物の強さとか弱さとかが感じられて、
「なんだかつまらんな〜」と思うものは一つもなかったな。
逃れられない苛立ちとか疎ましさとかって、
「あ〜、なんかわかる〜」って思うような気がして。

『海の星』が印象的。
そして最後の『光の航路』は、不条理さを描きながらも最後の前向きな感じがいい。

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| その他のマ行の作家 | 12:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
夢をかなえるゾウ2  ガネーシャと貧乏神
評価:
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あれからもう5年も経つんだな〜。
前作『夢をかなえるゾウ』は少し疲れてしまっていたころのもので、
これを読んで元気になったのを思い出した。

で、どうよ。
大ヒットの後の2作目。
って感じで読んでしまう人が多くて、ハードル高いんだろうな。
で、やっぱりハードル越えるのって大変なのね……という感じの本作です。

今回、ガネーシャに啓蒙されるのはお笑い芸人を目指している男。
サラリーマンをやめてまで芸人の道に入ったのに、ちっとも芽が出ずに、
もうムリかな…などと思っている男。
そこにガネーシャがやってきて、コンビを組もうという。
なんでもお笑い日本一(というか神様が参入している大会だからなんていうの?)を決める番組に出ようという。
そうこうしている間に、少しずつこの男が前向きに変わって行くというオハナシ。

前作とはなんか違うっていうか、今回は普通の小説としてサラリと読みきってしまった。
前作はもうちょっとなんていうのかな、啓発とか啓蒙とかの色が濃かったような感じで、
途中で読み止ることが多かったように記憶している。
まぁ基本的にアタシ、啓蒙書とか読まないからね。
そもそも小説のほうが読みやすくて好きなんだけど、
この本に関しては前作のイメージが強くて、なんだかちょっと肩透かしな感じ。

もちろんイイコトたくさん書いてあるんだわ。
偉人とかのコトバとか交えて。
そして一人の人間が成長していく様子が見えるし。
なにより貧乏神との恋愛までもが描かれていて、
なんだか微笑ましいというか笑えるというか。
そして今作は至ってシンプル。
自分のためだけに何かをしていてはダメ。
相手が喜ぶことを自分が喜んでできたらOK。
みたいな。


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| その他のマ行の作家 | 18:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
55歳からのハローライフ
パッと見た感じの色目が『13歳からのハローワーク』っぽいな〜と思って。
なんとなく読もうと思ったんだけど、内容は普通の短編小説でした。
タイトルのとおり中高年を主人公にしたものだけど、共通するテーマは飲み物。
お茶だったりコーヒーだったり、おいしい水だったり……。
飲み物を扱いながら、人生の後半戦をいかに生きていくのかを描いたもの5編。
飲み物をゆっくり楽しめなくなったら、ちょっとヤバいっていうしね。

人生でもっとも恐ろしいのは、後悔とともに生きることだ。「結婚相談所」
生きてさえいれば、またいつか、空を飛ぶ夢を見られるかも知れない。「空を飛ぶ夢をもう一度」
お前には、会社時代の力関係が染みついてるんだよ。「キャンピングカー」
夫婦だからだ。何十年いっしょに暮らしてると思ってるんだ。「ペットロス」
人を、運ぶ。人を、助けながら、運ぶ。何度も、何度も、そう繰り返した。「トラベルヘルパー」

いろんな立場の人たちが描かれているが、面白いことにどれにも共感を覚えるってこと。
定年後も金銭の心配をしなくてもいい生活をしながらも、夫に苛立ちペットを大切にする女にも共感する。
定年後に自分がホームレスのなってしまうのではないかと気が気でない男にも共感する。
この幅の広さは何なんだろう。

サラリと読める割には、いろいろと考えさせるような小説。
たまにはじっくり自分の将来でも考えてみようかと思わせる。


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| その他のマ行の作家 | 17:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
母性
評価:
湊 かなえ
新潮社
¥ 1,470
(2012-10-31)

これはまた、湊さんらしい気持ち悪さ満載。
母と娘の物語。
愛を与えているつもり。
愛を欲しているつもり。
それらがうまくかみ合わない感じ。
これってどんな人間関係にもあることだけど、
母娘の間ってなんか悲劇度が増すかんじ。

娘を産み育てながらも、自らが娘で居続けたい母親。
そんな母親に愛を求め続けながらも、うまく伝えられない娘。
そして夫の実家での同居が始まり、夫はすっかり他人事のように逃げている。
恐ろしくも、ありがちな家族のオハナシ。

だけど、湊さんが描く話の怖いところは、
読んでいてぞっとするほど恐ろしいなぁって思いつつ、
まったく正面からそれを否定できるのかということ。
この小説でも、恐ろしい言葉がいくつも。

母の手記の部分は、きれいな言葉で綴られてはいても、気味が悪すぎる。
意味が分からないと思いながらも、ついつい読み進んでしまう。
そして同じ屋根の下で暮らしているはずの母と娘。
それなのに母の目線と娘の目線からでは
ものごとがぜんぜん違って見えている。

これはもう、悲しくて仕方がない。
娘がカワイソウで読みながら心が痛んだ。
なんせ終盤になるまで、この子の名前が出てこないんだから。

女性はみんな母性を持っていると、したり顔で言う人たちがいるが、
アタシもこれには疑問を持っている。
確かに大半の人は子どもを産み育てているうちに、
何にかえてでもこの子を守りたいと思うようになり、
子どもの幸せを願うようになっていくんだろう。
だけど中にはどうしてもそうなれない女性だっているんじゃないのかな。

で、この小説ではそれを母親と娘という二つに分けている。
実態の母と娘ではなく、誰かを守りたいという母親の役割、
そして誰かに守られていたいという娘の役割。
この小説で描かれているのはそれらが逆転した母娘で、
切なくて悲しくて。
でもエンディングはなんだか湊さんらしくなくて。

でも湊さんだからね。
その幸せなかんじのエンディングでさえ、
ちょっとなんか含みがあるんじゃないのかと思ってみたりして。

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| その他のマ行の作家 | 20:27 | comments(0) | trackbacks(0) |


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