アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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君の膵臓をたべたい
評価:
住野 よる
双葉社
¥ 1,512
(2015-06-17)

本屋大賞のノミネート作品だということで平台に積まれていた。
物騒なタイトルと柔らかい装丁とのギャップからつい買ったものを、今になってようやく読んでみた。

テーマは重い。けど、読み口は軽い。
これは敢えて少女マンガ的にしているのか。
あまり本を読むことがない人向けなのか。
どっちでもいいけど、そのせいで売れてんのかな。

余命宣告を受けた女子高生と、彼女に振りまわされるクラスメイトのハナシ。
明るく人気者の女子と内向的で人とのかかわりをさけて生きている男子。
正反対の二人の距離感が変わっていく感じがいい雰囲気。
というか二人の会話のテンポとクールで毒を含む掛け合いがすき。

あと一年で死ぬんですよ……
ってことを受け入れて、でも強く前向きに生きる彼女に憧れる。
そして、そんな彼女の状況にサラリと向き合う彼にも憧れる。
自分の彼女への気持ちに気づいた彼の狼狽ぶりもカワイイ。
いろいろツッコミどころはあっても、まぁイイハナシじゃないか。
と思いながら読んでいたら、突然オドロキの展開。

この彼女の人生の終わらせ方はちょっとな〜。
作者よ、なぜこんなことにしてしまったのか。
すごく解せない気分で終盤を読んだせいで、若干中途半端な気分で読了。



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| その他のサ行の作家 | 12:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
ミリオンセラーガール
評価:
里見 蘭
中央公論新社
¥ 1,575
(2013-04-24)

恋人にフラれ、店長を務めていたアパレル会社からリストラ。
つぎに選んだ就職先は出版社。
ファッション誌に携わりたくて就職したのに、配属先は販売促進部。
出版のことなんて何も知らない主人公が、イチから学んでいく。
っていう簡単で都合のいいサクセスストーリー。

文章も内容も平易で読みやすい。
そんなにいやな人は出てこない。
最後のトラブル対応は、祭りっぽくて読んでて楽しい。
ということで、全体的に読みやすいっていう印象。

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| その他のサ行の作家 | 13:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
狭小邸宅
評価:
新庄 耕
集英社
¥ 1,260
(2013-02-05)

なんだこれは?
ブラック企業小説とでもいうんですか?
現代の蟹工船的なハナシですか?

不動産屋に勤める男性が主人公なんだけど、
とにかくひどい会社で、社員のみんながひどいパワハラを受けながら働いている。
読んでてなんだか気が重くなる。

戸建住宅を売るという仕事に就きながら、ちっとも売ることができない。
上司からはひどい暴言と言動を受け、挙句の果てには転勤。
そこでも転職を勧められる。

そんな中、運良くようやく1軒契約を取った男は
その後、上司の指導によって力をつけていく。
っていう部分だけは楽しく読めたけど、
あとはもう働くことの辛さばかりが見える感じ。

仕事って、確かに上向きなとき、ダメなとき、いろいろあるけど、
とにかく全く上昇ばっかりなんてことないからね。
毎日が同じことの繰り返しっていう、リアル。
そんなリアルが描きたかったのかもしれないけど、
読んでいて楽しくないのはちょっとね。


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| その他のサ行の作家 | 18:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
ホテルジューシー
評価:
坂木 司
角川書店
¥ 1,470
(2007-09)

これは結構好きなオハナシ。
主人公は女子大生のヒロ。
家族でも学校でもどこでもしっかり者の彼女。
そんな彼女が夏休みのアルバイトに選んだのが沖縄のホテル。
お世辞にもリゾートホテルだなんていえないショボいホテル。

そこで数週間働きながら沖縄の生活に少しずつ馴染んでいく。
まじめでしっかり者で正義感たっぷり。
そんな彼女にとっては、とても適当な沖縄の人たちの暮らし方にアタフタ。

アタシも沖縄に行ったときに感じたあの時間の流れ方というかなんというか。
ふんわりとゆったりと暮らしている感じがステキ。
毎日あくせく時間に追われている自分が、なんかばかげて見えたりして。

この小説の中で主人公のヒロは、きっちりと沖縄の地に足をつけて生活している。
いわゆるリゾバってやつなんだろうけど、あれから浮ついたところをひいたらこんな感じ?
アタシも一ヶ月ぐらい、ゆっくりと暮らしてみたいな〜と思ったのを思い出した。
あと沖縄料理が食べたくなった。
やたらといろんな料理にも入っているポーク。
なんでもあわせて炒めてしまうチャンプルー。
オナカスイタな〜。

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| その他のサ行の作家 | 21:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
短劇
評価:
坂木 司
光文社
¥ 1,785
(2008-12-17)

これはまぁ、ちょっと不思議なショートショートですか。
ショートショートといえば、子どものころによく読んだ星新一以来かも。
ということで初心者のアタシには、ちょっと重かったかも。



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| その他のサ行の作家 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
空色バトン
評価:
笹生 陽子
文藝春秋
¥ 1,260
(2011-06)

ある日突然、母親がなくなった。
小学生の妹と自分を残して。
イマドキの高校生だったセイヤは、その日まで母親のことを深く考えることもなく生きていた。
ところが彼女の死後、彼女の学生時代のことを知る。
きっかけは、遺品整理で出てきた手作りの同人誌。
母親が漫画同好会というのを作っていただなんて。
意外な一面を知り、彼女の通夜に訪れた友人だと名乗る女性たちのことを思い出す。

この小説は、主人公をそれぞれ変えた短編で成り立つ。
2編目以降は、セイヤの母親の仲間たちがそれぞれ主人公になっている。
当時の様子だったり、大人になった彼女らの様子だったり。
最初はセイヤの話。そして最後は、セイヤの母親の仲間だった女性の娘さんの話。

どれもやさしくて、心の柔らかい思春期のころに読むといいかも。




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| その他のサ行の作家 | 11:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
KAGEROU
評価:
齋藤 智裕
ポプラ社
¥ 1,470
(2010-12-15)

いまさらながら……という感じですが、読んでみました。
この本が出たころっていうか、受賞したころは、
とにかうまぁ、この水嶋ヒロという男、ぬかりないヤツよな〜などと
感心しつつも半ば呆れたりもしたもんだ。
名前を伏せて本名で応募したとか、でもこれはきっと出来レースだとか、
「命の物語です」なんていう宣伝文句ばかりが先行して、
なんとなく読む気になれなくて、スルーしてしまってたんだが。

こうして読んでみると、確かにまぁ悪くはない。
あっさりと読みやすいせいで、あっという間に読み切れてしまう。
登場人物も、まぁ多くの読者が嫌いだと感じることはないキャラクター。
逆に言えば、個性が足りないという見方もできるのかもしれないが。

先日も、臓器移植をテーマにした小説を読んだばかり。
なんか縁があるのかしら。

ドナーとレシピエントをつなぐ役割を担う男。
そんな男に自殺を止められて、ドナーとなることを決めた男。
ドナーになって誰かを助けるということは、
逆に言えば、ドナーとなる誰かが死ぬということ。

自殺をやめ、ドナーとなることを決めた男は、
改めて生きることと死ぬことについて考える。
そして最後の最後に、「生きたい」と強く願うようになる。

ただ、どうも興醒めしてしまったのが、
誤植なのか何なのかしらないけど、
最後の最後のシーンで、文字の上にシールが貼られて訂正されていこと。
なんだろうなぁ。
なんかその箇所が最後のシーンなだけに、「わざと??」なんて思ったりして。
でもきっと、ただの誤植なんだろうなぁ。
って、ホラ、そんなくだらないこと考えてしまうからイヤよね。


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| その他のサ行の作家 | 23:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
第二音楽室
学校での生活の中で、ちょっと趣が違う音楽の扱い。
授業から離れたそれは、まったく個人的なものだったりするものの、意外と学生生活の中でウエイトが高かったりする。

これは中学生や高校生の様子を音楽を通して描いた4編の短編集。
どれも、ほんわかとやさしいイメージのもの。
特に中学生のころって、体も心も変化が大きくて、なんとなく儚い気がする。
そんな雰囲気を、ふわりと切り抜いた感じの短編で、どれも悪くない。
ただ、問題は、読み終えたばかりの今、すでにあまり強く印象に残っていないこと。


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| その他のサ行の作家 | 21:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
恋する空港
以前読んだ前作のイメージがよかった。
詳しくは覚えてないけど、空港を舞台にしたお仕事モノ。
だんだんとその仕事を好きになっていく過程がステキだな〜って印象が強くて。
その続編ってことで読み始めた。

やはり舞台は同じく空港。
出国直前の旅行客を、気持ちよく送り出そうと働く人々。
もちろん読んでいて悪い気はしない。
前向きで楽しくて。

だけどなんかちょっと物足りない気分。
成長っていうのがグングン見えるわけでもなく、
大きな衝突があるでもなく。
あ。だけど、ちょっと成長した遠藤クンはちょっとした中間管理職的な位置に立っていて
なんていうのかなぁ。あの立場独特の悲哀みたいなのってのも見えたりして。

楽しく読めるし、読みながら嫌な気分になる要素はないし。
休日にゴロゴロしながら読むにはいいんじゃないかな。

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| その他のサ行の作家 | 12:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
桃色東京塔
評価:
柴田 よしき
文藝春秋
¥ 1,680
(2010-05)

刑事モノだという気分で読み始めたんだけど……。
まぁ、確かに中心は警察官だけどこれはどっちかといえば恋愛モノかな。
それもゆっくりゆっくりと距離を縮めていく感じの恋愛。
キライじゃないよ。そのゆっくりの感じ。
この前見た「踊る」の青島クンとすみれサンみたいに。

主人公は警視庁の刑事、岳彦。
捜査で派遣された過疎の村で女性警察官と知り合う。
彼女の夫は元同僚で、業務中に殉職。
心に傷というか影というか、そんなものを抱えながらも明るい女性。
彼女が生まれ育ったその過疎の村は、すでに限界集落に近い。
そこで起きた事件が解決し、東京に帰る岳彦。

それで話は終わりかと思いきや、またもやその村が関係する事件が起きる。
まぁ、都合がよすぎって言えばよすぎる。
いくらそう遠くはないとはいえ、限界集落のような過疎の村の人が
そうそう東京で起きた事件の関係者になることがあるもんですか。
などと思いながらも、まぁいっかと思いながら読み進む。

そのうえそれらの事件がなんともシマらない印象のものばかり。
なんていうのかな、動機も犯行もそし捜査も。
どれもがなんとなくピンとこないかんじ。
なので、警察モノとして読むと物足りなさがいっぱいになってしまいそう。
ってことで、これは恋愛モノとして読むに限る。

いくつかの事件を通じて彼女と接するうちに、岳彦は自分の気持ちに気付き、そしてその思いを伝えようとする。
一方、彼女も彼の思いに対して真摯に向き合うようになる。
一時は無理だと思った二人が、少しずつ距離を近づけていく様子が好ましい。
そのディテールの一つに東京タワーを使って。
あれは季節によって電飾が変わるそうですね。

彼女の決意がアタシにはとても素敵だと思った。
亡くなった夫のことがあり、なんとなくいろんなことに踏み切れない状態。
そこからもう、抜け出そうと決める彼女の前向きさがとても。
悲しいことがあって、被害者みたいな顔をして下を向いて生きていくのは楽かもしれない。
だけど、もうそういうの、やめにしようって。
あぁ。素晴らしき決断。

だけど結末がリアルでいいじゃない。
警視庁の彼と、故郷の限界集落で思いを持って働く女性警察官。
どちらも地方公務員っていうことは、結婚するにはどちらかが折れるしかない。
当面はどちらもおれないというエンディング。
コレ、いいな〜って思った。
でもそのうちきっと僕が折れるんだろう……っていう彼の独り言もいいな〜。

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| その他のサ行の作家 | 20:44 | comments(0) | trackbacks(0) |


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