アタシが読んだ本のことなどをさらさらと……



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手のひらの京
評価:
綿矢 りさ
新潮社
¥ 1,512
(2016-09-30)

読み始めたときに感じたのが、柔らかい京都弁のいい感じ。

台詞を目で追っているだけなのに、なんだかほっこりする感じがする。

読み進めるうちに、京都という良くも悪くも伝統的な地が持つ何かをひしひしと感じるようになる。

 

京都は観光で行くところだという認識しかない。

そこに暮らす人たちを羨ましい気持ちがないわけではない。

神社仏閣に疎いアタシでさえ、何度も行ったことがある名所がたくさん。

そしてにぎやかな通りやら、自然やら…。

 

だけど行くと住むとじゃ大違いなんだろう。

地形的にも山に包まれるようにある京都。

心理的にも同じように守られている、あるいは閉ざされていると感じるという。

 

これはそんな京都の狭くて重い地に暮らしている三姉妹のオハナシ。

おっとりした長女は三十を過ぎて結婚に焦りを感じている。

いわゆるモテキャラで女子からは嫌われがちな次女。

大学院でコツコツと研究をする三女。

 

三女が東京で就職したいと言った一言に、まったく理解できない両親。

そこで生まれ育ち、どこよりもいいところだと信じているのは両親だけではなく、三女本人もそうなのに、どうしてもかみ合わない感じが、歯がゆくて、でもなんとなく分かる気がして。

 

最後はハッピーエンド。

この終わり方はもちろん悪くないし好き。

だけどちょっと物足りない感じも。

 

 

 

 

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| その他のヤ行の作家 | 15:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
ストロベリーライフ
評価:
荻原 浩
毎日新聞出版
¥ 1,728
(2016-09-23)

明るい気分になりたくて、荻原サン。

 

東京で自らデザイン事務所を構えているものの、仕事はほとんど入ってこない中、妻と息子と慎ましく暮らしている主人公。

父親の急病の知らせを受けて地元に帰ると、家業の農業が彼を待っていた。

富士山のふもとの田舎町で、仕方なく母を手伝いながら農作業をするうちに、夢が膨らんでくる。

イチゴ農家というその夢と、東京で待つ妻と息子。

 

内容自体は前向きだし、面白いし、なんといっても読みやすい。

ただ、なんとなく、農業のことすごく勉強したんだろうなって思うような、なんていうかちょっと説明っぽい感じが否めない。

気軽に読みやすいっていうのが作者のウリなのにな〜。

 

そして内容も前向きですごくいいし、読みながら応援したくなる。

けど、ちょっとあまりにも都合良過ぎる感じがして。

最初から取引先が何箇所もできたり、客が来たりする?

 

農家さんっていうのはつくづく大変なんだと思う。

天気とかイキモノとか、自分でどうにもならないモン相手にしてるし。

そのうえ地域とか仲間意識とか高くて、それは逆にヨソモノを良しとしない風土にもなってる。

実際この小説、楽しく読みながらも、いろいろなことが気にかかって仕方がない。

 

もちろんハッピーエンド。

独自ルートでのイチゴの取引(しかもネット、産直スーパー、地域の飲食店とバラけてて、そのうえ海外にまで!)が始まり、観光農園も上手くいき、懸案だった妻と息子との暮らしも戻り。

そしてイチゴ農園の夢はさらに広がり……。

あまりにもハッピーすぎる終わり方に、楽しく読んでた気持ちが最後になって醒めてしまった感じかな〜。

 

 

 

 

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| 荻原 浩 | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
アンマーとぼくら
評価:
有川 浩
講談社
¥ 1,620
(2016-07-20)

今年の一冊目はほっこりした感じのものでも読もうかということで有川さん。

タイトル「アンマーとぼくら」の「ぼくら」って兄弟かなにかかと思いながらスタートしたけど、ちょっと違ってたみたい。

 

小学生のころに母親を病気で亡くし、父がその後すぐに再婚。

そのために北海道から沖縄に連れてこられた男の子のハナシ。

子どものような父親に振り回されつつ、それ以外の選択肢がなく沖縄で暮らし始める。

なんだか切ないハナシだな〜。

 

そんな彼が三十を過ぎ、おかあさんの休暇にあわせて沖縄に帰郷し、3日間を過ごすというもの。

父親はすでに亡くなっていて、母と息子二人で、3日間、思い出をめぐりながら観光地を回る。

途中で子どものころの自分たち家族と出会ったりという、ちょっと不思議な体験をしたり。

 

読んでいて、悪い気はまったくしなくて、途中で泣けてきたりもするが、なんていうのか軽い気がして。

結構重い話なんだけど、こんなふうに読めるのは、沖縄だからか、作風なのか。

どちらにしてもふわりと読み終えた感じ。

 

だけど、最後に明かされた不思議な体験の顛末はちょっと微妙。

さらにその後にちょこっと描かれる移住の成功話もなくてよかったかな〜。

それでもまぁ、家族のこと大事にしなくちゃなと感じた一冊。

 

 

 

 

 

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| 有川 浩 | 12:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
フレンチの王道

ちゃんとしたフレンチ食べに行くって、近ごろまったくないことに気づく。

恵比寿のジョエル・ロブションに連れてってもらったのが最後かもしれない。

うわ〜!お城みたい〜と、やたらテンションあがったのは、はて?何年前のことやら。

 

まだまだ日本でフランス料理がなんなのかしっかりと認知されていないような時代、

ひとりヨーロッパに乗り込んでレストランでの修行を積んだという井上さんの本。

いまや日本のフレンチでは押しも押されもしないようなシェフに。

 

途中にはいろいろな料理についても書かれていて、なんだかおいしそう。

そして昨今の日本のフランス料理に対する井上さんの歯がゆさも垣間見えて興味深い。

フランス人がフレンチに醤油を使ってみようと思ったとしてもまぁいいけど、日本人がフレンチに醤油を使っちゃダメ!

…みたいな。

なんとなくその思いって分かるような気がする。

 

ホンモノ。超一流。王道。

そんなところを目指している人がどんなことを思ってどんなふうに行動するのか。

そんな風に思いながら読んでみたけど、やっぱり行動するって大事なんだなとつくづく思う。

 

料理はただ食べるものじゃなくて、五感で味わうもの…らしい。

それを提供するレストラン側は、自らもそれを磨かなくてはならない。

そのためには、一流の場所で一流のものを食べることはもちろん、一流の人たちと会話することがとっても大事だって。

 

たまにはちゃんとしたもの、食べなくちゃ。

 

 

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| そのほかの本 | 09:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
獅子柚子

ゆず

勤労感謝の日。

だいたいこの日は、気持ちよく勤労させてもらえることに感謝する日ってことで家族サービスに精を出す日にしてたんだけど、いまや感謝する家族も近くにいないのでぶらりとおでかけ。

道の駅で大きな柚子をみつけた。『獅子柚子』っていうんだって。

で、手っ取り早く柚子湯にしてみることにした。

実はコレ、柚子ではなくて文旦とかの仲間らしいんだけど、そのせいか普段は柚子湯がダメなアタシの肌でも問題なし。

久しぶりにお風呂でのんびりできて、いいお休み。

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| 戯言 | 23:52 | comments(0) | trackbacks(0) |


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